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#12 カラオケ練習

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「あの人は高嶺の花」をどうぞ!

俺はいつも学校へ登校している電車に揺られている。

そして俺の隣には、安芸もいる。しかし、沙友里さんはいない。

そう週末なのだ。安芸のおかげ?もあってかなんとか

青谷さんをカラオケに誘うことができた。


そして誘ったはいいものの、カラオケなんて家族で数年前に行った

くらいだ。自分自身で歌が上手いかすらわからない。

そんなわけで高校近くのカラオケに行くことになった。


安芸曰く、カラオケなんてよく友達で行くからそんなに緊張

しなくて大丈夫と言っていたが俺はよくいかないぞ。

それに青谷さんも俺と同じかもしれない。


さて、そんなこんなで俺たちはカラオケにたどり着く。

受付を済ませて個室へ通される。久しぶりに来たな。

安芸「先に曲選んでくれ、俺は飲み物とってくる!」

そう言って部屋を出ていく安芸。


とは言ったものの最初の曲は何を入れればよいのだろうか.......

俺が悩んでいると飲み物を取ってきた安芸が戻ってくる。

安芸「お前、もしかしてリモコンの使い方わからない?」

俺「いや、さすがにわかるよ。じゃなくて、曲が決めれないだけ」


俺がそうツッコミながら言うと安芸はため息をもらす。

安芸「初めに歌う曲くらい決めておけよ.......次回までの宿題な」

彼にそう宿題と宣言を受けた俺。そんな重要なのか.......?

安芸「じゃあ、俺が先に入れてやるよ」

そう言って俺からリモコンを奪う安芸、そして画面に表示されたのは

20年くらい前に流行ったJ-POPだ。20年くらい前といっても

今でも有名な一曲だ。そうかそういうのでいいのか。


俺はそう思いながら彼の歌声を聞く。曲が始まったとたん

彼の美声が響き始めた。お世辞でもない。マジのだ。

曲が終わると俺は自然に拍手していた。それに照れながら

安芸「ありがとう、そこまでじゃないけどな........」

と言った。画面を見ると点数が表示されていた。点数は脅威の91点!

この曲の平均点は83点。一曲だけだが安芸は歌が上手いことがわかった。


そして次は、俺の入れた曲。さっきの安芸の曲のことを聞いて

有名なものを入れた........つもりだった。俺が歌い終わると

安芸「.......まず曲の選曲だが、ちょっと変えた方がいいかもしれない」

俺「なんで!?」

安芸「悪くないがどちらかと言えばマイナーな分類だ」

俺「そっ.......そうなのか」


俺が少し落ち込むがそれを気にせず続けていく安芸。

安芸「選曲もそうだが、お前若干音痴だ」

ズバッと言い放つ安芸。これでも頑張った方なんだけどな.......

画面に表示されている点数は76点。この曲の平均点は85点。

安芸「とりあえずは音痴を直せ!」


そう言って安芸は俺も知っている有名な恋愛ソングを入れた。

俺「!?さすがに好きな人を目の前にして恋愛ソングなんて.......」

そう俺が恥ずかしがっていると安芸が

安芸「いやいやいやいや、お前は大きな勘違いをしている。

   カラオケで一番無難なジャンルは恋愛系だ。

   さあ、この曲ならお前も知っているだろう。これで特訓だ!」


そう言ってひたすらにこの曲を入れては歌ってを繰り返していた。

その間、安芸が歌うのはジャンルが恋愛で、俺の知っているものと

知らないものの両方だった。


そして一時間後、彼は飲み物を飲みながら俺に言う。

安芸「少しは上手くなったな!」

画面に表示されているのはさっきからずっと歌っていた恋愛ソングと

その点数だ。点数は88点。平均点は83だ。

俺「疲れた~」


安芸「まあ、当日は同じ曲を何度も入れるのはNGだ。しかし

   今日練習した分大丈夫だと思うぞ!」

安芸はそう言って俺に親指を立てた手を見せてくる。

安芸「じゃああと一曲は歌いたい曲を入れていいぞ」


彼にそういわれてリモコンをもらったはいいが、久しぶりに歌って

疲れたので全然曲を入れることができない。

安芸「........もう少し家で歌って体力をつけておけ!」

俺の宿題はさらにかさむ一方だった。


そして長いようで短かったカラオケも終わりだ。

とは言っても、朝に入ってきたため今は昼直前だ。

安芸「お疲れ!とりあえず宿題は絶対にやるように!」

まるで先生のようにそう言う安芸に笑う俺。


帰りの電車の中、俺はふと質問をする。

俺「安芸、めちゃくちゃカラオケうまかったけどよく行ってるの?」

安芸「いや、友達に誘われたら行く程度だよ。ヒトカラはしないし」

俺「そうなんだ。ということはもともと歌が上手い?」

安芸「かもな。そこまで自覚はないが........」


自覚も持っていないのにあそこまでうまく歌えてなおかつ

上手いコツを知っているなんて一体何者なんだ......

そうこうしているうちに電車は俺たちの最寄り駅に止まる。


俺「今日はありがとう。おかげで少し上手くなったような気がしたよ!」

安芸「別に大したことやってないよ。まああとは、本番だけだ。

   うまくいくといいな!」

俺「うん!じゃあまた月曜日~!」

そう言って俺たちは別れた。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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