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 今回のサブタイトルが"ゑひもせす"の"す"なので、前回の人物たちと対になる作中で"巻き込まれた"人、もしくは何も"しなかった"人を紹介します。要は前回の"その他"です。


 春加記念コンサートホール館長

 富貴屋 礼司

 フキヤ レイジ

 仕事何もしている様子がないのに文句だけは埃のように出てくる絵に描いたような感じの悪い上司。

 その実態はただ単に元々持った雰囲気と言い回しが悪いだけの根はいい人。

 曽根崎春加の大ファン。


 図書館のお姉さん

 笹木 柄仁枝

 ササキ エニシ

 受付嬢柚花梨の妹。

 とても気さくなお姉さんで、なんとなく柚花梨よりもお姉さんっぽい。

 どうでもいいが、この笹木姉妹の名前の由来は"縁"という字で姉が一般的な"ユカリ"読みから、妹が"エニシ"読みからで、それぞれ三文字当て字をした。


 師匠

 紫埜浦 夜嘉多

 シノウラ ヤカタ

 前春加記念コンサートホールピアノ調律師。主人公の養父にして調律師の師匠。

 ピアノを女と呼んでその変態ぶりをはばからない大物。時折妻に誤解され、何度か離婚の危機に陥ったことも。

 仕事の際の関係者らには気さくで愉快なサングラスのおじさんという認識だった。

 病気により突然死。

 実は主人公に一度も"お父さん"と呼ばれなかったことを気にしている。


 お母さん

 紫埜浦 箕舟

 シノウラ ミフナ

 夜嘉多の妻。主人公の養母。

 とてもしっとりとした大和撫子。

 尚、彼女のネーミングは昨年の夏ホラ出品作品とは全く関わりがない。読みも"ミフネ"ではなく"ミフナ"である。


 灯の被害者

 準

 ジュン

 灯に誘われ、嫌々肝試しについてきた子ども。

 喘息の発作を起こし、コンサートホールの外で死亡。由依に看取られた。


 二〇二号室

 曽根崎 竜胆

 ソネザキ リンドウ

 通称

 りんちゃん

 りんちゃんは叶李のみが使う呼称である。

 梶の友人。作中では明確にしなかったが、年齢は二十代後半くらい。叶李は大伯母にあたる。曽根崎春加の孫か、春加より年下の兄弟の孫ということになる。そのあたりはあまり本編に影響はないので決めていない。

 実は梶とはペーパークラフトの趣味を通じて知り合ったという裏話がある。梶はペーパークラフト全般が得意だが、彼はほぼ初心者で、ただし紙ひこうきを折るのだけはやたら得意だった。

 主人公の部屋に紙ひこうきで警告文などを送ったせいで叶李に消されたと思われる。主人公の部屋で首吊り。


 二〇三号室

 加瀬谷 縁

 カセガイ ユカリ

 ピアノ調律師。"死なない調律師"。本作の主人公。


 ピアノの幽霊

 由依 結生

 ユイ ユウキ

 本作のもう一人の主人公だったりする。

 三十年前、春加記念コンサートホール設立記念として開かれた演奏会のオーディションに受かり、あの世紀のピアニスト・曽根崎春加の再来とまで謳われた天才ピアニスト。

 絶対音感の他に共感覚というある種の障害持ちで、それゆえに繊細にピアノを弾き分けることができた。

 叶李に遅効性の毒を盛られ、殺されるが、ピアニストとして叶李を尊敬しており、遺された最後の時間で叶李に容疑が向かないよう徹底的な証拠隠滅を図ったほど。

 しかし、コンサートホールに地縛霊として留まり、次々起こる事件とその裏で叶李が暗躍しているらしいことに心を痛めていた。







 おかげさまで完結です。

 お読みくださり、ありがとうございましたm(_ _)m





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