襲来前夜
とりあえず、いまさっき解放された実績を確認した。
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『クーックックック……。』MpD+1
966回クリックした。
とある宇宙人の黄色。カレー大好き。
リーダーは『K66』。
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『カンスト』MpD+1
999回クリックした。
ゲームによってはカンスト。
これの場合はまだまだ始まったばかり。
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やっぱり書かれている内容の意味は分からないけど、少しだけMpDが増えたらしい。
明日は少し暇が多いから、一気に稼いだ方が……。
僕がそう思っていると、ドアをノックする音が。
そのまま扉を開いて入ってきたのは、ルース兄様だった。
「リック。リックにどうしてもお願いがあるんだが……」
「何ですか、ルース兄様?」
僕がそう聞くと、ルース兄様は頭を掻きながら言った。
「えっと、ミケアがこっちに来ているらしいんだ……」
「え、ミケアが?」
ミケアはラインスト公爵家長女。僕の妹だ。まぁ、僕は勘当されたから色々あるんだけど……。
「それが凄く怒っていてな……『リックお兄様が勘当されるなんてどうかしてますわ!』ってうまい事家を飛び出してきたらしい。『ルースお兄様の所で花嫁修業いたしますわ』とかなんとか言って」
ルース兄様は苦笑いで言う。
まぁ、ミケアはそういう子だ。
「それで、僕にどうしてほしいんですか?」
「頼む。明日一日ミケアの買い物に付き合ってあげてくれ!俺は『リックお兄様が勘当された時に何もできなかったお兄様なんて嫌い!』って言われちゃってな……」
「あぁ……なるほど。分かりました」
「助かる。俺もなんとかしようと動いてはいるが、まだ手ごたえは無いな。なるべく騒動にならないように上手くお前を元に戻すから、それまで我慢してくれ」
そういうとルース兄様は頭を下げる。
「!頭を上げてください、ルース兄様!僕だったら大丈夫ですから!」
これは本心だ。
今のところ、ルース兄様のおかげで不都合なく過ごせている。
これでもすごくありがたい事だと思っているのに、そんなに負担を掛けることはできない。
「明日、ミケアの買い物に付き合えばいいんですよね」
「あぁ。まぁ、どうせ金は公爵家からでるから気にしなくていい」
それじゃあ、明日の稼ぎはちょっと難しいかな……。
「ミケアが到着するのはちょうど明日だから、まぁ焦らなくても大丈夫だからな」
「はい!」
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