魔力を増やす
「リック君、今の魔力はどれぐらいだい?」
「えっと……そうですね……」
僕はマジッカークリッカーのボードを開く。
先日の間にまた色々と購入してMpDが増えたのだ!
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魔力 6584
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|クリック|
————
MpD:2492.00 MpC:64.00
ショップ▼
マジッカーボード 必要魔力3674所持数60 MpD+32
鋼の肉体 必要魔力5406所持数40 MpD+8.0
精霊さん 必要魔力6154所持数30MpD+8.0
???
称号◀
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現状これだ。
もう少し強化したかったのだが、暇が足りず、こんな値になった。
???があるのは気になるが、そのうちに出てくるだろうと考えている。
「今、6500ぐらいです……」
「じゃあ、今から100000まで魔力を増やすのにどれくらいの時間を要するかい?」
ハイント様はノートを片手に僕に質問してくる。
100000だと結構かかるかもしれない……。
「えっと、100000だと、大体20分程度でたまると思います……」
僕がそう言うと、ハイント様は黙りこんでしまった。
「……ハイント様?」
「……あぁ、いや。気にしないでくれ。リック君は他人の生涯の10倍の魔力をたった20分で生み出すことができると思うと、まぁ、色々と思うところがあってね……」
「……えっと」
僕は言葉に詰まる。
確かに、それは当然の事である。
僕が簡単にクリックして稼いでしまう10000は、誰かの一生の10000なのだ。
これは、ずるなんじゃないのか?
僕には過ぎた能力なのかもしれない。
そう言った思考が頭をぐるぐるめぐる。
そんな僕に気づいたのか、慌ててハイント様が声を掛ける。
「あぁ、気にしないでいい。それは生まれ持った君の能力だ。世の中には500しか魔力が無い人もいれば、君の兄のように1000000なんて魔力を持っている人だっている。だから、ただ運が良かったと思えばいい」
「ですが……」
「それに、私にはまったく関係のない話だからな。多いに越したことは無いが、私のは多すぎて自分が死ぬまでに使い切れるか不安に思うぐらいなんだ。まぁ、研究者という仕事柄、どんどん魔力は使っているが」
とハイント様はカラカラと笑って言う。
「そ、そうなんですか……」
「そうだ。じゃあ、魔力を貯めてくれ。ひとまず十秒間、10000の魔力を使うことでどのような効果が得られるかを知りたい」
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