↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/35

1 転生したらあと一週間後に殺される予定の悪役令嬢

こんにちわ。投稿はのびのびと、遅めかな、って思います。

清々しいほどの広い部屋。豪華なドレス。とにかく高そうなアクセサリー。この部屋には、そんなものが埋め尽くされている。まるで、女子たちの憧れの令嬢の部屋と言っても過言ではない。


そんななか、私はそんなことはどうでもいいとため息をついてペンを握っていた。今の状況を整理しているのだ。


近くに置いてある長い鏡を見てふと思う。


この姿はーー私じゃない。


私の名前は原(はら)静香(しずか)だったはずだ。なのに、今はミア・グリンフォードという名の美貌と身分を兼ね揃えた令嬢。


だけどーー


「どうしてあと一週間で主人公に殺される悪役令嬢に転生するのよぉ!」


そう。私はあと一週間でこの物語の主人公セリーナ・アモレイルに殺される悪役令嬢に転生したのだった。




***




この物語は100年に一度、美貌と素晴らしい歌声を持った者が現れるとされた伝説とされている巫女に選ばれたセリーナが貴族界でだんだんと馴染んでいきながらも、数々の困難に乗り越え、最終的には王太子殿下と結ばれるというハッピーエンドストーリー小説。


その小説に出てくる悪役令嬢、ミア・グリンフォード。公爵家令嬢であることを後ろ盾にさんざんセリーナをいじめにいじめ尽くし、挙げ句の果てに今までの悪行、そしてセリーナを殺害しようとしていたこと、今もなお、殺害計画を立てていたことから、みんなの前にそれを公表されてしまう。


それで、巫女のセリーナの手によって処刑。未練は自分の手で断ち切ることを決意したとか。小説の中じゃあ、セリーナはその出来事のお陰で強くなったとかなんだとか。


いや、残酷すぎん?しかも、主人公が悪役令嬢を殺すなんて聞いたことないんだけど?え、なに?助けてもくれない感じ?


その悪行とか殺人未遂をしなければよいと思うだろうか。私もそうは思ったが、転生する前のミアがやってしまったらしい。だから私はあと一週間の命なのである。


どうにかして、阻止をしないと!…でも、どうやって?


今の私は殿下、パトリック・チャンドルの婚約者。ミアが殺された日、ミアはパトリックに呼び出され、その場に訪れた。そこで、悪行が公表されるとともに婚約破棄をされる。


でも、それまではパトリックの婚約者であることは変わらない。だけど、死亡フラグは回避したい。


「じゃあ、どうすればいいのよ!」


なにせ、あっちは婚約破棄の1週間前。おそらくは、私の悪行の証拠だって揃っているだろう。


…拒否できない以上、残された道はパトリック殿下よりも上の者に媚を売って、パトリック殿下が逆らえないようにすればいいのよね?


「残す道はこれしかない…!」


私はひとつの招待状を見つめた。この招待状のパーティーは仮面パーティー。仮面を被っている以上、身分などは気にしなくてもよいという。ここには、近国の王太子も集まっているという噂だ。


…その方々に出会えれば。


「まだチャンスはある…!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。