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「既存の戦闘機とは、一線を画すシステムの開発を目的として研究が行われている」
一線を画すシステム、という言葉の内容はわからなかったが、俊哉はロバートのその言葉に納得した。
外観を見ただけでわかる。
この〝鳥〟は、既存の戦闘機と同じ設計思考で作られていない。
美しすぎるのだ。
俊哉が知りうる限りで、これほど美しい戦闘機は存在しない。
『W.A.R.』というヴァーチャルな世界、ネット上の世界での知識でしかなかったが、実在の戦闘機を忠実に再現しているゲームの知識は、現実でも十分役に立った。




