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Episode61 恐竜の襲撃

◆今回初めて登場する人物◆

ノア(40)

小さい頃、両親が恐竜に食べられるところを目撃し、肉食動物全般にトラウマを持ってしまった。一応、スナイパーのジョブを持っている。

★今回初めて登場する怪物★

ティラノサウルス

T-レックスとも呼ばれる大型の肉食恐竜。特に、動くものに対して興味を示す。大きいものでは13mもあり、そこそこの知能を持つ。ノアのトラウマの原因。

 「ぎゃぁぁぁ!」

町をしばらく歩いていると、男性が悲鳴をあげながら、こちらへ向かって来た。どうしたのか、聞いてみると、どうやらティラノサウルス数体が町を襲っているらしい。そこで、僕たちは、その場所を聞き出し、そこへ行ってみることにした。


 そして、ついた。そこには、あの人が言っていた通り、数体の、もとい3体のティラノサウルスが民家をつぶしてあさり、人を見つけては食らいついていた。すると、そのうちの1体が、こちらを向いたので僕はみんなの体に触れ、瞬間移動で近くにあった瓦礫の裏に隠れた。

 ドシーン!ドシーン!

地響きを立てながらソイツはこちらへ刻々と近づいてくる。全員が恐怖で固まっていたが、僕は冷静になって、ヤツらが動くものに興味を示すことを思い出した。そこで、僕は瓦礫の上から杖先だけを出して、こっそり、「イルミネーション」たと「シューティング」を唱え、ソイツを森の方へ追いやった。

 残りのティラノサウルスは2体。僕はそのうちの1体に弱めの「シャイニングボール」を与え、こちらを向かせる。そして、さっきと同じように「イルミネーション」と「シューティング」で森の方まで追いやった。

「リ、リ、リ、リドナー...。あれ!」

と、急にテーラの声がしたので、そちらに目を向ける。すると、彼女がどこかを指差しながら、震えているのが見てとれた。何だろうと思って手の先を見てみるとそこには僕たちを凝視するティラノサウルス。ソイツは、

グォォォン!

と威嚇の咆哮をしてから、噛みついてきた。僕たちはそれを紙一重でかわし、すぐに走り出した。そんな僕たちを、ヤツは全力で追いかけてくる。ティラノサウルスって、こんなに速かったっけ?と不思議に思いながら、走って走って走り続ける。そして、ピンチは訪れる。

 しばらく走って、僕たちはある恐ろしい物を見た。それは、壁。僕たちは仕方なく、そこで止まり後ろを振り向いてみた。そこには、もちろんヤツの姿。

グォォォン!

ヤツは1度咆哮をしてから、僕たちに噛みつこうとしてきて、死を覚悟した瞬間だった。

 目の前にもう1頭の巨大な恐竜が現れ、ティラノサウルスの首に噛みつき、そのまま、真横にある瓦礫の山へと投げ飛ばしたのだ。その内に、僕たちはその行き止まりから抜け出そうとした。すると、今度は前を5体のラプトルが横切った。僕たちは驚いて尻もちをつき、ソイツたちを追った。その先には、さっきのティラノサウルス。なんと、その5体はヤツにとどめをさしたのだ。

 1体の巨大な恐竜。そして、5体のラプトル。この組み合わせにまさかと思って、後ろを見ると、思った通り、そこには弟・アレクの姿ごあった。そこで、僕が手でグッジョブをすると、彼もグッジョブを返してくれた。次に、僕はちゃんと口でお礼を言い、それに続いて、他のみんなもお礼を言った。それから、僕はしばらく

「遅れてごめんなさい。兄さん。」

「そんなことないよ。」

「そうですか?」

などと、弟と楽しい会話をし、それも終わると彼は6体の恐竜を連れて陰の森の方へ聞いていった。本当にありがとう。僕たちは心の底からそう思うのだった。

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