Episode52 悪魔の騎士、再び
僕は、浮いている車をそのまま深い森の中まで動かした。やがて、地に降り立つと僕たちは車から降りた。
ヒューン!
と、その瞬間、空にのろしが上がった。おそらく、敵のものだろう。それを確認した僕たちは、戦闘体制に入る。さらに、僕は
「敵よ、感知せよ!フィーリング!」
と唱え、敵の人数と姿、距離感をつかむ。人数は3人、姿はあの悪魔の騎士と同じである。そして、距離はここから約10m。結構近いな...。そんなことを考えているうちに、茂みの中からソイツらは現れた。
「頼むぞ!ガイーヌ!」
「了解。」
僕の言葉に、ガイーヌはそう言う。それから、僕は悪魔の騎士1体に空斬を放った。しかし、それは当たらず、跳ね返ってくる。僕はそれをしゃがんで避け、再び空斬を放つ。さらに、「パラレル」を唱え、その数を増やす。そして、それらを騎士がさばいているうちに、僕はヤツの後ろへ瞬間移動で周り、思いっきり突き刺す。すると、ソイツは倒れた。コイツら...後ろが弱点!?そんなことを思って、次も同じ手を使ってみたが指一本触れることが出来なかった。コイツらも学習するということか...。僕はそう納得した。
さて、残るは2体。さっきから、バーロンやテーラは斬撃、マリアやエリーナさんは魔法攻撃、リリーは射撃攻撃をしているが全てかわされ、反撃にあっている。それでも、彼らは諦めず6人がかりで1体を倒してくれた。
ついに、残るは1体。ソイツは倒された2体を見ている。そして、コイツらは学習する。つまり、初めよりソイツは強くなってるはずだ。と、僕がにらんだ通り、ヤツはとても強かった。ソイツはまず、邪気で斧を作り、振り回してくる。僕たちはそれを避けながら、攻撃のチャンスを見計らう。しかし、全くスキを見せてくれない。僕は
「ディザスター・ブレイク!」
と唱える。すると、邪気の斧は消えた。その瞬間、僕たちは一斉に飛びかかる。バーロンが剣を振り下ろした。しかし、防がれる。エレナも剣を振り下ろした。たが、また防がれる。続いて、僕も剣を振り下ろす。が、またまた防がれた。次に、マリアとエリーナさんがゼロ距離で
「我が汝よ、硬直せよ!フリーズ!」
と唱えた。すると、ヤツの動きが鈍くなる。それでも、僕たちの攻撃を的確にさばいてくる。テーラのナイフはは弾かれるわ、バーロンやエレナの剣はそらされるわ、マリアやエリーナさんの魔法攻撃はかわされるわ...。しかし、瞬間移動からの攻撃には着いていけなかったようだ。僕は、「モーメント」で後ろに周り、ソイツを刺し、倒した。
こうして、僕たちは何とか悪魔の騎士3体を倒すことが出来た。そして、戦いが終わった頃にはもう、月が真上で輝いていた。




