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Episode51 逃亡

 僕たちは走り始めた。ついでに、僕はテーラの服に修復魔法「フィックス」をかけ、彼女を見たとき集中が切れないようにした。

 キュィィィン、ドカーン!キュィィィン、ドカーン!

四方八方から、金色の機械が光線を放ってくる。僕たちはそれをかわし、さらに進む。そのとき、バーロンが

「このままでは追いつかれるぞ!」

と言った。確かにそうだ。あっちは邪力、つまり、魔力で動いている。スタミナの限界はない。それは、スタミナに限界がある僕たちに、やがては追いつくに値する。

 そこで、マリアが前方に超小型収納箱(スモール・キューブ)を投げ、中から車を出した。僕たちは飛びあがりそれに乗る。

「さぁ、行くわよ!」

彼女がそう言ったので、僕たちは

「お~!」

と声を揃えて言う。すると、車は動き出した。そして、走りながら、彼女は車に向かって、

「ブラインド・インナー!」

と唱えた。しかし、何も起こらない。彼女は変しいと思いながら、今度は

「サイレント・ムーブ!」

と唱えた。しかし、やはり何も起こらない。その様子を見て、彼女は

「呪文推定装置が故障したようね。こうなったら...。みんな、しっかり捕まってて。とばすわよ!」

と言ってきた。僕たちは言われた通り、車にしっかり捕まる。

「捕まったよ。」

僕が言うと、彼女は思いっきりアクセルを踏んだ。その瞬間、車が全速力で走り始めた。

 こんなにも速いというのにヤツらは余裕で追ってくる。機械が襲ってくれば僕が「エレキスピア」で倒し、シャドウナイトが迫ってくれば空斬を放ち、それでも倒せなかった場合は、「パラレル」で増やしたナイフをテーラが投げていく。遠くのものは、エリーナさんが「ダーク・ハンド」を使った黒い触手での足止めをする。これを繰り返して、敵の攻撃を防ぐのだ。

 「っと、エレキスピア!」

不意に襲ってきた金色の機械を僕は倒す。それに続いて、シャドウナイトが列をなして迫ってくる。僕は空斬を横に放って一括で倒そうとするが失敗して、何人かは残ってしまった。それを、手はず通りテーラが投げナイフで倒す。しかし、それでも生き残ったものがいた。それを、エリーナさんが臨機応変に

「黒き触手よ、絡まれ!ダーク・ハンド!」

と唱える。すると、目の前に黒い触手が現れ、シャドウナイトたちに絡みついた。そのおかげで、ソイツらは動けなくなった。

 ゴーン!ゴーン!ゴーン!

車に変身したクローン2体が僕たちの車に側面を打ちつけてくる。僕は、後ろのヤツらを対処しながら、

「バーロン、エレナ!両脇は頼んだぞ!」

と言う。すると、彼らは

「あぁ。」

と答えてくれた。そして、2人は剣をそれぞれの横にいるクローンに突き刺し、そのまま、前に振り払った。その瞬間、偽車の形が崩れ、そのまま消えていった。

 やがて、ヤツらは前からも来始めた。僕は、どうしょうかと迷っていたが、テーラが

「後ろは任せて。」

と言ってくれたので、僕は前を向き、

「閃光よ、弾けよ!シャイニングインパクト!」

と唱え、ヤツらを一掃した。

 ヒューン!ヒューン!ヒューン!

今度は、弓兵が矢を放ってきた。僕たちはそれを避けたり、壊したりしながらさばいていく。

ドーン!ドーン!ドーン!

今度は、銃攻撃。僕は、

「動体視力よ、増したまえ!ダイナミック・ビジョン!」

と唱える。すると、銃弾の動きがわかるようになった。僕は、それに従って剣で銃弾を弾いていく。弾きながら前にいる敵は「シャイニングインパクト」で一掃する。

 そのような作業を繰り返す末、僕たちはついに牢屋の敷地から脱出した。のだが、そこには崖があったのだ。もとろん、すぐに止まれないスピードで走っていたのでそこをくるまで越えてしまい、海に真っ逆さま。これにつられた敵たちも、海に真っ逆さま。車体を浮かせる機能があるらしいが今は使えない。だから、僕が、

「フローティング!」

と唱える。すると、車は浮き上がった。

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