Episode42 動くオーディン像
◆今回初めて登場する人物◆
オリバー(26)
オーディン島に住む考古学者。島の長・アルベルトの側近。ジョブはウォーリアーである。
★今回初めて登場する怪物★
オーディン像
太古の昔、オーディン島の人々が作った石像。ある日、突然動き出した。
「何でこんなことが?」
たまたま通りかかった人に僕は聞いた。すると、その人はこう言ったのである。
「今まで、あの水龍は私たちと一緒に暮らしていました。ですが、ある日、暴れ出したんです。」
「暴れ出したってどういうことです?」
僕がさらに聞くと、
「はい。先日、オーディン像が動き出したかと思うと、次の日、龍か暴れ出したんです。アイツはオーディンに仕えているので、オーディンに何かが起こって、影響を受けたのでしょう。」
と答えてくれる。オーディン像が動いた?僕は首をかしげる。
「それより、あなたたちは何者ですか?」
今度は、その人が僕たちに尋ねてきた。僕は
「あぁ、僕はリドナー。あなた方からの要請を受けてやって来たものです。」
と言って、握手をする。僕に続いて、他の6人も自己紹介をしながら彼と握手を交わした。
「それで、問題の動くオーディン像はどこに?」
僕は聞く。すると、その人(オリバーさんというらしい)は
「島の東端にあるウォートン半島の中央にあります。かなり大きいからすぐにわかるばずですよ?」
は答えてくれる。僕はお礼を言おうとしたが、マリアが先に
「ありがとうございます。」
と言った。そして、彼女は超小型収納箱から四輪駆動の車を出現させた。
「ナビゲーション!」
マリアがそう唱えると、ハンドル脇のモニターに矢印が現れた。彼女はその矢印通りに進んでいく。すると、20分ほどでオリバーさんが言っていたウォートン半島についた。そして、彼の言っていた通り、大きくそびえ立つオーディン像が見えてきた。
ブルルルルル...
木々の間をマリアの四輪駆動が進む。やがて、石像の前につくと僕たちは車から降り、石像の前に立った。
「本当に動くのか?」
「さぁ?」
「ガセじゃない?」
「嘘ぉ?」
「ちょっとテーラ、ガセっていったら失礼よ。」
ゴゴゴゴゴ...
僕たちがボヤいていると、そんな音がし始めた。僕はその音の主に目をやった。それは、やはりオーディン像であった。それは、オリバーさんの言っていた動くオーディン像そのものであった。




