Episode36 古代の機械工場
★今回初めて登場する怪物★
オブサーブ
古代機械獣の1つ。スキャン機能はあらゆる幻影、透明化などを見抜いてしまう。
●今回初めて登場するアイテム●
時の結晶板
機械獣たちの動力源。魔力を流すことで起動し、そのエネルギーは広範囲に行き届く。
シーサーペント島に着いてから、丸1日が経った。そして、僕たちはなぜ狙われたのか推理している。
「ねぇ、あの人が持ってた紙ってさ、何が書いてたんだろ?」
とテーラ。僕は
「僕たちの写真じゃないか?」
と答える。
「あぁ、そうかもな。」
それに、バーロンも賛成してくれる。と、
「ってことは、この事件の黒幕って...。」
マリアが言う。そして、それを補うようにエリーナさんが
「私たちを知っている人ってことね。」
と言う。そうだよな...僕たちの写真を持っているってことはどこかで写真を撮った。つまり、僕たちを知っている人だということだ(それが、僕たちが知っている人だろうと、知らない人だろうと関係ない)。
「アーク様が完全復活なされたのはいいが、仕事を増えてしまったよな...。13号。」
と、シャドウナイト2体が喋りながらやって来るのが見えた。13号?シャドウナイトに名前とかがあるのか?と、13号らしきもう1体のシャドウナイトが
「あぁ、そうだな。」
と、返した。僕たちは茂みの中に隠れ、そこからその会話を聞く。
「この島にはバハムートがいるらしい。ソイツに屈服魔法をかけて、宝石を守ってもらおう。」
13号がもう1体のシャドウナイトに言うと、
「そうだな、13号。」
ソイツはそう返す。ソイツたちはそんな会話をしながら、森の中へ消えていく。僕たちはそれを追うことにした。
しばらく、後をつけていると、シャドウナイトたちがある遺跡を見つけ、そこへ入っていくところが見えた。僕は隠れてそれを追うため、
「我念ずる力よ、光を歪めよ!クリアボディー!」
と唱える。すると、体が透明になった。僕たちはその状態でシャドウナイトを追うことにする。
やがて、遺跡の最深部にたどり着き、シャドウナイトの足が止まる。それに合わせ、僕たちも足を止める。そこには、錆びきった機械の獣がたくさん並んでいた。そして、奥の壁には黒い結晶のような板がはまっている。シャドウナイトたちはそれに触れた。それは光を放ったかと思うと、瞬時にして機械獣が動き出した。
ソイツたちはシャドウナイトたちに向かって火球を放つ。それをじかにくらった2体は一瞬で倒れた。そして、こちらに向かって1体の機械がやって来る。僕たちは息を殺してその場に立ち尽くす。その機械は、僕たちのいる場所でスキャン(と言うのだろうか?)を始めた。やがて、それは終わった。かと思えば、いきなり火球を放ってくる。見つかったか!?僕たちはそんな驚きを隠せないまま、遺跡から走って逃げる。
しばらく、走り続けるとその機械獣たちは追ってこなくなった。それにしても、あそこは何だったのだろうか?機械工場の跡か?僕の頭にはそんな考えが浮かんだ。
そして、この日、全ての古代兵器(機械獣たち)が動き出したのである。




