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【ウクライナ情勢】防衛線を見守るあなたに  作者: 栗野庫舞
第1集 敵が侵略を開始した
57/451

57.大統領

九月中旬の交通事故は特に問題なかったようですね。


グラント巡航戦車「ロシアが最優先でしなければならないのは、撤退だ」

 パブのテレビでは、ウクライナの大統領のオンライン演説が映っています。


 今も逃げずに行動しているウクライナ大統領は、ロシアが侵攻してきて以降、何度も様々な理由で批判されてきました。


 それらのうち、親ロシア派の政党の活動禁止や男性の出国禁止は、戦争下ではそうなるのはしかたがないと思います。戦争に行きたくない人も多くいるでしょうが、そもそもロシアが戦争を仕掛けて来たのが大きな間違いです。


 ウクライナの大統領がロシアとの戦争を回避出来なかったのは事実で、その点では非難があります。


 しかしながら、ウクライナ大統領を非難するのであれば、少なくともその三倍以上は、ロシア大統領を非難するぐらいでなければなりません。


 ロシアは戦争と呼ばなくても、今回のロシアの侵略は戦争です。


 国境を越えて侵入し、そこらじゅうを砲撃し、奪った領土でふざけた住民投票をおこない、一方的に領土を自分のものにする。


 ロシアが来なければ、多くのものが犠牲にならずに済まなかったのは揺らぎません。


 時々見かける、ウクライナ大統領が戦争を起こして、国民を犠牲にしているという意見は、おかしいんじゃないかと思います。


 東部の武装勢力と紛争している中、ロシアが加勢しました。ロシアは侵略する過程で砲撃し、まだ奪っていない地域にも砲撃しています。ウクライナを非難するのはまだ分かりますが、逆にロシアを全く非難しないどころか擁護までする人々の思考は理解出来ないものです。


 ロシア大統領は、住民投票の結果が出た後、編入の署名をしないことも出来たはずですが、しませんでした。撤退の命令もいつだって下せるのに、それもしない。


 ウクライナが負ければ、ロシアは領土を奪えます。ロシアが負ければ、ロシアはクリミア半島を失う可能性もありますが、国境を越えて奪われることはありません。


 ロシアの前大統領が四州の編入に対し、「お帰りなさい」と言ったそうですが、ロシアには「帰れ」と言いたいです。

GAZ(ガズ)-67軍用車「ロシアはひどい」

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