第七話 獣人について①
シルフギルド内、食堂の一角。
木の堅い椅子と机に、アズと僕は向かい合う形で座っていた。
机には昼食のパンや飲み物がおかれており、いつも賑やかなギルド内も今日は珍しく静かだ。
キンググレートボアの一件後、僕らは報告書に追われる日々を一週間ほど過ごした。
キンググレートボアは危険魔獣であり個体数も少ないので、冒険者ギルド側も喉から手が出るほど情報を欲している。
そのため生息していた洞窟の情報や戦闘詳細、体系的特徴などとにかく全ての事柄を報告する必要があり、アズと二人で試行錯誤しながら書類を書き上げたのである。
戦闘の疲れがとれないままの作業だったため、かなりの苦痛を要した。
何度、二人で寝落ちしたことか。
ただその苦労が多い分、報酬は弾む。
危険魔獣の討伐報酬に加え、情報提供料など、全て合計すれば一か月間遊んで暮らしても余りあるほどのお金を得られることができた。
ただこれほどのおいしい話となると、危険魔獣を倒してもないのに倒したと偽って報酬をもらう輩がいるのではないかと思うかもしれない。
しかし冒険者が持っている徽章には特殊な魔術式が埋め込まれており、その情報を読み取ることで身体的情報から討伐した魔物の名前まであらゆる持ち主の情報を知ることができる。そのため不正することはできない。
「ふふふ、魔道弓……、ふへへ……」
向かい側に座っているアズは、気持ち悪い声を出しながら新しく購入した武器を撫でている。
彼女は得たほぼ全ての金を使い、新しい弓を購入した。
もったいなく思うかもしれないが、武器を購入することは冒険者にとって未来への投資である。
武器を強化すればより強い魔物を倒せるようになり、さらに莫大なお金が入ってくる可能性があるのだ。冒険者のほとんどは多くの金が入ったとき武器を購入する。
僕も最初に聞いたときは、ギャンブルみたいだなと思った。
この世界の人々にとっては、これが当たり前と言う訳だ。つまり貯金はできません、ありがとうございました。
アズは新しいお高い武器を得られたことがよほど嬉しいようで、朝からずっとこんな調子で、えへへ、えへへと不気味な声を上げている。
ただ、こんな風になるのも何となく分かるのだ。
彼女が新しく購入した『魔道弓』という武器は普通の冒険者では手が出ないほど高価なものであり、性能も普通の弓とは大きく違う。
魔道弓にはその弓自体に魔方陣が組み込まれており魔力を流し込むだけで、その魔力が矢へと姿を変えて現れるのだ。
つまり、いちいち矢をつがえなくても魔力を流し込むだけで矢を番えることができるのである。
矢の補充が一切必要がないどころか、魔力量を調整することで10本以上の矢を一度に番えることすら可能となる。
そのため連射性能が高い上に、魔力が尽きない限り矢も尽きないという超万能武器。
アズが嬉しいのも納得の、本当に末恐ろしい武器だ。
だが、もちろん気づいてる者もいると思うが欠点はある。
矢自体が魔力依存になるため、魔力の量が足りなくなると矢が生成できなくなってしまうことだ。
魔術の才能がなければ使い物にならず、まともに扱える者が少ない武器と言える。
まあ、魔力量が多いアズにはあまりデメリットにならない。彼女にぴったりの武器だと言えるだろう。
「アズ、今どのくらい貯金残ってるんだ?」
「ふへへ……へっ!?今日のこの昼代で、全部無くなるわよ。当然でしょ。あんたも新しい武器買ったんだから今お金ないでしょ?」
「消えて無くなったね。」
僕は指先で、新しく買った剣の柄頭を撫でる。
やはり環境と言うのは恐ろしいもので貯金が大事だと分かっていても、目の前の人間が新しい武器を買ってしまうと無性に欲しくなってしまうものである。
結局、誘惑に負けてオリハルコン製の真剣を購入してしまった。
別に覚える必要は無いのだが物質にはそれぞれ、魔術親和率と呼ばれる数値が存在する。
これはその物質がどれほど魔力が抵抗なく流れるかを表した数値で、簡単に言えばこの数値が高いほど同じ魔力量を流したときにその物質の性能の上がり幅が大きくなる。
例を出して言うならば同じ木の剣でも、魔力親和率が高い木材で作られた方が魔力を流した時に威力が上がるということだ。
そしてこの世界に魔術親和率も100パーセントに近く、強度も鉄より数倍固い、それでいて鉄なんかよりも軽くて伸縮性も極めて高い…そんな夢の鉱物がこの世界には存在する。
それこそがオリハルコンという金属である。
そのオリハルコンで作られた武器はまさに、最高クラスの武器。
僕はその最強の剣をついに手に入れたのである。
武器と言えばオリハルコン!
これすなわち大宇宙の法則なり!
「ねえ、フォス。早く試し打ちしたいから、魔獣狩りにいかない。このままだと手がうずうずして、人を撃ってしまいそうなのよ。」
「それはお願いだから止めてくれ…けど、そうだね。お金もないし、今日の夕飯がこのままだとないから狩りに行くのは賛成だな。そうなると、『シルフの森』とかどう?」
「『シルフの森』…懐かしいわね。シルフギルドに入ったときはしょっちゅう修行で行かされたわ。いいんじゃない?武器の性能を試すのにはぴったりな難易度よね。はい、行く場所決まったんだからさっさと行くわよ。もう昼過ぎなんだから!」
「あいあいさー。」
僕は再び彼女に引っ張られるような形で、ギルドを出ることとなった。
ちなみに今回はしっかりとお金を払った。
一度間違いを犯したなら、次からは治す。まさに人間のあるべき姿だな。
言ったと思うが、シルフギルドのあるシルフ街は平原の中にポツンとある大都市。
周りを城壁のような高い壁で囲まれており、この世界でも稀にみる人口の多さが特徴である。
日本でもこれほどの人口密度を誇る場所は中々無いだろう。
ただそうは言っても、街から出れば地平線の果てまで続いているのかと思うほど広大な平原が広がっている。
大きな貿易路が何本も築かれているとは言え、広がる自然は田舎のような長閑さを持っているのだ。
まさに、ハイブリッド都市。
だが、自然があるということは魔物がいるということも意味している。
『シルフの森』と言うのは、その広大な平原にある森のこと。
シルフギルドから2から3キロぐらいの位置にある。
何故『シルフの森』と言うのかと言うと、シルフという精霊がそこに住んでいるから…とかではなく純粋にシルフ街の近くにある森だからだ。
ただの普通の森である。
魔物を倒すのに何故わざわざそこまで行くんだ?平原にもいるんだろ?…とお思いの方もおられると思うが、平原は魔物が隠れる場所もないので秒で駆除される。
大きな商業路があるため騎士団は常に平原を監視しているし、シルフギルドもときたま駆り出されるのだ。そのため魔物に出会うためには、この場所にまで出向かなければならない。
森の中は気配が少なく、静かな印象を受ける。
太陽は雲に遮られ、平時に比べ薄暗い。
風が周りの木々をザワザワと揺らした。
森深くまで入り、目につくスライムやゴブリンと言った下級の魔物をバッサバッサと新しい武器で倒していく。
予想通りオリハルコン製の剣は、非常に使い勝手がいい。
少し魔力を込めるだけで、ゴブリンを骨ごとまるでこんにゃくを斬るように真っ二つにしてしまうほどだ。
え?こんにゃくは斬れないって?ばっきゃやろー、そいつがルパンだ。
アズの魔導弓も恐ろしく、現れた十匹以上のゴブリンが一回弓を引いて放っただけで、全て風穴でぼこぼこになっていた。殲滅力、威力、ともに普通の弓に比べたら段違いに向上している。
武器を新調するだけで、こうも戦力が違うのかと驚かざる負えない。
きっと、今キンググレートボアと対面するになれば、前の数倍は容易に時間も掛からず討伐することができるだろう。
つい、ここまで戦力が強化されてしまうと、油断が生じてしまうのが人間の性である。
冒険者にとって、油断と言うのは最大の敵。
例えキンググレートボアに勝てる力があろうと、ゴブリンに奇襲されてしまうだけで人間は簡単に命を落とす生き物だ。しっかりと気を引き締めなければならない。
勝って兜の緒を締めよ、ならぬ強くなっても兜の緒を締めよである。
語呂が悪い……。
え?スライムを探すために、泥酔しながら外に出るのは油断じゃなかって?
はてはて、なんのことやら。
「アズ、周りに金になりそうな魔物の群れとか見えるか?」
「近くにゴブリンの住処が見えるわね。」
「住処か…となるとハイゴブリンでもいるのか?」
ゴブリンは住処を作らず、数匹の集団を作って行動するのが一般的である。
そのため住処があるということは、普通のゴブリンをまとめるより高種族の魔物がいるという予想が着く。ハイゴブリンとは普通のゴブリンの一段階上の種族と考えてくれればいい。
「それは分からないわ。けれど見た感じの大きさから考えるとハイゴブリンでは無さそうね。ハイゴブリンの巣に比べると大きもの。けどゴブリンキングの大きさでもないわ。もっともこんな場所にゴブリンキングがいたら大騒ぎね。」
「そうなるとゴブリンメイジか?」
ゴブリンメイジとは、魔法を使う高い知能を持ったゴブリンである。
奇襲や毒矢などとにかくたちが悪く、初心者の冒険者がその脅威性を熟知せずに戦い命を落とすこともしばしば。だがゴブリンだからといって気を許さずに注意して戦えば、そこまでの脅威性はない。
冒険者が一番学ぶべきものを教えてくれる、チュートリアルの敵のような印象だ。
「その可能性が高いわね。ゴブリンメイジを討伐すれば明日一日の飯代くらいにはなりそうね。日が沈む前にさっさと蹴散らすわよ。」
自分とアズは並ぶようにして、森の中を駆け出す。
風属性の魔力を体に流し込むことで人間離れした素早いスピードで走ることが可能となるため、魔物に遭遇しても大概は簡単に撒くことができる。
ある意味、走っているときが一番安全だ。
アズでようやく見えるほどの距離も、ものの10分ほどで着く。
彼女の言うように、小さなゴブリンの集落がそこにはあった。
ゴブリンはリーダーを務める種族によって住処の大きさが変わるものの、集落の構造自体は変わらない。周りを木の簡易的な柵で囲み、稈で雨を防ぐ程度の家を作る。
自分たちはその集落に着くなり、柵をぶっ壊して中に侵入した。
ゴブリン集落を落とすために大事なのは何よりもスピード。
気づかれてゴブリンたちが囲まれると、危険な状態になりかねない。
魔物には長年研究され続けてきた、倒すセオリーのようなものが存在する。
もちろんキンググレートボアのような個体数の少ない危険魔獣は例外だが……。
ゴブリンメイジであれば高い機動性のある殲滅を行い、どうにかしてでも素早く仕留めることがセオリーとなる。
リーダーとなるゴブリンメイジさえ打ち取れば、ゴブリンは統率性を失い倒すのが何倍も容易となる。
冒険者になりたてのときはとにかくこういうチュートリアルに従って、体に基本を叩き込むのが基本だ。アズがこの場所を何度も訪れたと言っていたように、この森は強い魔物がいたとしてもゴブリンメイジ程度。『シルフの森』は冒険者の登竜門として、これ以上に無く適した場所なのだ。
実力をつけても、ゴブリンだからなどと言って侮ってはすぐに殺されてしまう。
一つ一つ基本を忠実に行動するのが何よりも大切なことなのだ。
基本が一番大事とはよく言ったものである。
「ゴブリンメイジどこかしらね。ゴブリンの流れからしてあっちかしら。うわっ、ゴブリンやっぱキモ。近づいてきたやつ頼んだわよ。」
アズは次々に、目につく家を弓矢で破壊する。
大体のゴブリンは自分たちの襲撃に気づく前に、矢に貫かれたり倒壊に巻き込まれたりして戦闘不能となっている。ただ、家の近くにいなかったゴブリンたちは自分たちに向けて矢を飛ばし、剣で襲ってきた。
「貧弱! 貧弱ゥ!」
僕は近づいてくるゴブリンを蹴散らしていく。剣に魔力を込めて振り、斬撃波を飛ばすことで、遠方にいる弓を射るゴブリンをも真っ二つにした。オリハルコンの剣ならこんなことも可能なのだ。
集落に入ったら下手に動かず、背後の安全な場所で留まるのが上策。
挟み撃ちされたり不意を突かれたりしては、毒を用いてくることを考えると危険である。
遠距離に強い仲間がパーティーにいるだけで、ゴブリン集落の攻略難易度はグンと下がるのだ。
「あっ、ゴブリンメイジいたわね。はい、終わり。」
アズの放った何本かの矢は、奥の少し大きな家を一瞬で崩壊させた。
自分には見えないが多分、ゴブリンメイジを倒したのだろう。
彼女の眼の良さには、毎度驚かされる。
こうなると後は早い。
ゴブリンメイジのいなくなったことで統率の失ったゴブリンたちは、立ち尽くす者が現れるほどの混乱に見舞われる。野良のゴブリンよりも、数倍は弱体化するのだ。
ものの一分もかからずで集落からゴブリンは全て殲滅。
集落に残るのは、大量のゴブリンの死骸だけである。
自分たちはゴブリンメイジの部位を切り落とした後、金目の物がないかと誰も居なくなった集落を歩き回る。ゴブリンを何匹倒したところで、お金はあまり期待できない。
ギルドや等級によって魔物の討伐報酬は変わるのだが、僕らでは買い取り額が雀の涙ほどしかないのである。
だがゴブリンメイジの杖や睾丸、耳などは薬の材料になったりするので少量だが金になるのだ。
先ほど彼女が言ったように全てを売り払うことで、一日の二人分の食事を賄えるくらいにはなるだろう。
ゴブリンの集落全体を探したが特に金目の物があったわけでもなく、結局ゴブリンメイジの男根片手に帰路につくこととなった。
森を出ると、すでに空は赤く夕暮れ。
平原を二人会話しながら、ぼーっと並んで歩く。
「この武器があれば、危険魔獣も割とすんなり倒せそうだわ。働きたくないけど、高い報酬を得る依頼を受けるのも手よね。」
「アズから依頼を受けようとするなんて、意外だね。何かいいことでもあったのかい?」
「何よそれ。武器新調したんだから、いいことあったに決まってるでしょ。」
「確かにその通りだ。」
「それで依頼を受けるのはどうなのよ?」
「依頼を受けるのは賛成かな。お金欲しいし、何より夢である白金等級に少しでも近づけるだろ?」
「そうね。」
「アズは何か欲しい物でもあるのか?」
「何よいきなり。」
「いや高い報酬の依頼って言うから、何か欲しいものがあるのかと思って。」
「別に、金稼ぎに毎日ここに通うことが億劫なだけよ。けど、そうね……、魔術の本なら少し欲しいわね。」
「魔術の本…、もしかして呪文の勉強?」
「そうよ。と言っても毎日寝る前に一時間勉強してるだけよ。大したことはしてないわ。」
「いや、毎日継続できるってのはすごいことだよ。素直に尊敬する。」
「そ、そう……?まあそこは置いといて、いつも読んでる魔術本がもう一字一句頭に入ったから、新しい本が欲しいなと何となく思ったのよ。」
「一字一句!?魔術所って軽く千ページ超えるよね。どれだけ読んだらそうなるんだよ……。」
「一か月かしらね。あら、知らなかったのフォス。私天才なのよ。」
「それは御見それしました。あっ、そうだ、アズ呪文を勉強してるなら、ぜひ『滲み出す混濁の紋章、不遜なる狂気の器…』って詠唱使って欲しいんだけど。」
「は!?何よそれ……。」
「これ僕が人生で一度は言ってみたいことベスト一位なんだよ。かっこいいだろ?けど、僕呪文使えないからさ。アズ、頼むよ。」
「かっこいい…って、あんた大人になのに、心はまだまだ中二病なのね。」
「僕にとってはこの世界の呪文使ってる人間全員中二病に見えるんだけど……。それより、どう?だめかな?」
「ま、まあ、あんたがそこまで言うなら使ってもいいわよ。けど、私が呪文使いこなせるようになるには、あと一年はかかるからね。そこら辺は理解しときなさいよ。」
「ほ、本当!?ありがとう、やっぱり持つべきものは友だね。」
僕が嬉しさのあまりアズの手を握ると、彼女は少し照れた表情を見せた。
ギルドに着いた頃にはすでに日は沈み、空は暗くなっている。
ただシルフ街は松明が町中あちこちにあるため明るく、ギルドにも明かりが灯っていた。
中からは酔っ払った冒険者の騒がしい声が聞こえ、歌を歌っていたり喧嘩しだしたりと騒がしい様子が窺える。
こういう賑やかな場所に帰ってくると、ギルドに帰ってきたんだなと何となく思うのだ。
それくらい日常の光景であり、その賑やかさがどこか好きであった。
扉を開けて中に入り買い取りをしてもらう部屋まで、向かおうとする。すると一人の黒髪の青年が、自分たちが帰ってきたのを見て近づいて来た。
その青年は同じギルドの冒険者と言うことで、僕もアズも見覚えがある。
「よお、フォス。聞いたぞキンググレートボアを討伐したんだってな。さすが俺の親友だぜ。」
「いつ僕はウルツの親友になったんだよ。」
彼はシルフギルドの金等級冒険者ウルツ。黒髪のイケメンだ。
自分とアズがギルドに入った時からの仲で、一応先輩に当たる。
彼は陽気で、スキンシップも辞さない所謂陽キャである。
今もナチュラルに自分の肩を触っている。
「なんだよ、照れてるのか?おっ、アズも一緒か。」
「一緒かって何よ?何か文句あるわけ。私たち今から換金しに行くのよ、どいてくれる?殺すわよ。」
「殺すとか、相変わらず物騒だな……ってその弓、魔道弓じゃねえか!つかよく見たらフォスもオリハルコンの剣……何だよフォスは俺とお揃いにしたかったのか?ういやつめ、えいえい。」
「そんなつもりは、全くない。」
ウルツは自分の体を肘でつついてくる。うっとおしい。
「はぁ、用がないならどけって言ってるでしょ、話逸らさないでくれる?言葉伝わらないの?もしかしてサル?あ、サル以下だったわね。」
「アズは相変わらずキレキレだね、あー怖い。おっと、用が無いと思われちゃ困るぜ。ギルドマスターにお前ら二人呼んで来るように言われてるんだ。」
「え!?ギルドマスターが呼んでるのか?」
自分はその意外な発言に驚き、反射的にそう言葉が出た。
「冗談じゃないでしょうね?」
「そんな訳ないだろ~、俺を何だと思ってるんだ。」
「ゴブリンかしらね。」
「まさかの魔物!?ってこんな会話してるより、早く行った方がいいぞ。何でも、急な用事っぽかったからな。まさか……、二人で何かやらかしたのか?」
「なわけないでしょ!フォス行くわよ。」
自分とアズはゴブリンメイジの部位をポケットにしまい、ギルドマスターの部屋に向かった。
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