賽が舞う

　幼いころから人ならざるモノが見えていた宗介。
　修学旅行に行ったとき、人ならざるモノに襲われ、同級生の甘楽に似た人に助けられる。

　これまで逃げることしか考えていなかった宗介だったが、甘楽がバイトをしている店の人たちと知り合い、人ならざるモノに立ち向かう勇気を得る。
　
　幼い頃から宗介の味方でいてくれた幼なじみの匠実の周りで不思議なことが起こり始め、次第に様子がおかしくなる。

　匠実を守るべく立ち向かうが……。


【主要キャラクター　紹介】

◎山城　宗介（やましろ　そうすけ）
　主人公。高校二年生。
　霊力が強く、小さいころから妖や鬼が見えるせいで奇行が多く、孤立していた。
　祖父の代までは『払い屋』をしていたが、見える者がいなくなり廃業した。


◎藤原　匠実（ふじわら　たくみ）
　宗介の幼馴染。宗介が妖が鬼が見えることを知っている唯一の人物。
　お調子者。


◎織田　甘楽（おだ　かむら）
　宗介のクラスメイト。美人系男子。
　男性だが女装をしていて、一見男性には見えないほどの美人なのに口調や仕草は男そのもの。
　喫茶店『アーレア』でバイトをしている。
　人ならざるモノが見え、この世に現れた魑魅魍魎を退治している。（以後、狩り人）
　退治する時に纏う色は漆黒。身軽で忍者のごとく闘う。


◎須藤　余市（すどう　よいち）
　喫茶店『アーレア』の店長兼バリスタ。近寄りがたいクール系男子。
　無口で口を開けば毒舌だけど、笑った顔は顔がクシャっとなる。
　狩り人で、退治する時は深い藍色の色彩を放つ。得意な武器は槍。


◎谷岡　上総（たにおか　かずさ）
　喫茶店『アーレア』のウェイター。笑顔が優しい爽やか系男子。
　温和な性格で誰にでも優しいが、見限るのが早い。
　狩り人で、退治する時に纏う色彩は銀色。得意な武器は刀。


◎瀬野　穂国（せの　ほぐに）
　喫茶店『アーレア』のコック。筋肉質のワイルド系男子。
　ダジャレ好きで、いつも冗談ばかり言っているが、正義感が強い。
　狩り人で、退治する時は金色の色彩を放つ。得意な武器は鎖鎌。


◎木村　多紀（きむら　たき）
　喫茶店『アーレア』のパティシエ。可愛らしい子犬系男子。
　関西弁で、自作の歌を歌いながらスイーツを作る。
　狩り人で、深紅の色彩を纏う。得意な武器は銃。









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