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魂の魔王  作者: ジャック
310/313

戦後処理

 魔王と戦い終えるとスライムが、


(これ食べて良いですか?)


 っと久しぶりに話しかけてきた。


(ああ、良いぞ。後処理に困るだけだから食っちゃってくれ)


(ありがとうございます)


 そうして剣の形になって腰に差さっていたスライムがドロドロと溶け出して、クマのぬいぐるみを包み込んだ。

 俺が以外と呆気なかったなとかウルフとかこのスライムの名前付けた方がいいなとか考えている間にスライムは食べ終わって、腰に戻っていた。

 よし、帰るか。っと思っていたら、


「アユム殿!大丈夫ですか!」


 っとシュティが兵士たちを引き連れてやってきた。みんな魔王戦の前に使って壊れていたりした鎧や武器を変えてきたらしい。傷がほとんど無い。


「大丈夫だ。それにもう終わったぞ」


 っと答え、戦った部屋を見せる。結構クマが荒らしてくれたな。しかし床に倒れていて、操られていたらしい兵士たちはどうしたもんか。


「な、あの化け物を倒したのですか!?」


「さ、流石シュティ副隊長が言っていただけありますな」


 驚いているシュティと、その後ろからこうなることは分かっていたみたいな言い方をしている男が歩いてきた。


「貴方は?」


「私はこのクーデターの一番槍の部隊を担当させてもらいました、ナタと言います。以後お見知りおきを」


 なるほど、力がある俺にゴマ擦りに来たんだな。


「なるほど、分かった。それでシュティ、この屋敷と向かいの家にいる冒険者の処理は任せたぞ。冒険者たちは俺の部下とシャドウウルフが見てるはずだ」


「ああ、そこは私に任せてくれ。それでアユム殿はこれからどうするのだ?」


 これからか...どうしようか。取り敢えずダンジョンの方に戻るか。


「俺は二人を回収して拠点に戻る。今までありがとう。世話になった」


「そ、それなんだが、私の補佐をしてほしいのだが...」


 補佐か。用は残っててほしいのだろう。そうだ。あれを使ってみるか。


「分かった。明日またそっちに行く。少し考えさせてくれ」


 よし、これなら分身しても分からないだろう。俺が出ていった後にどうなったかも確認出来るし、良いことだろう。


「そうか、良い返事を期待している」


「善処する。じゃあな」


「ああ、また明日」


 そういって俺らは別れた。

久々に予約投稿した...

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