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クシーの街23
微笑みながら手を振る神官から逃げるように神殿の外に出て空を見上げると、結構日が真ん中へとずれていた。そんなに神殿にいたっけ。まあいいや。少し早めの飯を食べてこの街の貴族の屋敷の下見にでも行こうか。
「何が食べたいか?」
「そうですね。私はとくに食べたい物はありません」
「ワンッ!」
シャルは特に食べたい物は無いのか。ウルフは...肉かな。昨日の夜飯とか朝めし食べた所で済ませるか。また新しい店を探すのもめんどいしな。
ちょっと歩いて向かい、中に入る。そこまで混んでないな。ピーク前だからか?
「いらっしゃいませー...えっ!」
またあの看板娘が来てくれたけど、俺の顔を見ると固まってしまった。さっき食べたばっかりだからか?
「えっと、大丈夫か?」
「あ、はい、大丈夫です!お、お席ご案内します!」
「頼む」
張り切ってるのか緊張しているのか分かんないが、ガチガチしているな。まあ、どうでもいいか。
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