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魂の魔王  作者: ジャック
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クシーの街21

 チャラ神の石像が安置されていた。


「これって?」


 先導してくれたぶかぶかの白い服を着た女の人に聞く。


「これとは失礼な!この石像はこの世界の唯一神である方の石像です。例えそれを知らなくても失礼です」


 まさかそんな凄い人だったとは。


「すいません。自分の故郷には教会なんてものはありませんでしたから...」


 適当に弁解しておく。すると女性の熱は冷めたのか、


「そうでしたか。ちなみにですが故郷はどちらの方に?」


「ここからずーーーっと遠くの方です。もう生きているうちに帰るなんてことは無いと思いますが」


「そ、そうだったのですか。失礼しました。嫌なことを思い出させてしまったようで」


 何か言い方が間違えたのかな。何かおろおろしている。俺何処かの貴族かと思われていないか?後ろにメイドを連れていたり、普通ではあり得ない魔物飼ってたり、転生したおかげで顔も良くなってってるみたいだし...この設定楽だから取り合えずそれでいこうか。


「いいえ、大丈夫です。それよりもお祈りとかしておいた方が良いんでしょうか」


「そ、そうですね。片膝を着いて目を閉じ、手を会わせてください」


 俺もシャルも言われた通りそのようにすると...


「ずいぶんとここまで時間たったね」


 目の前に、今度は本物のチャラ神がいた。

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