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魂の魔王  作者: ジャック
259/313

クシーの街6

「そのシャドウウルフはどこでテイムしたんだ?」


 いきなりその質問してきやがった。これがなぜまずいかというと、この近くでシャドウウルフはいない。あの大森林でもいないらしい。シャドウウルフはゴブリンやスライスのようにどこにでもいるようなモンスターでは無いんだ。(前本に書いてあった)それにダンジョンにいたとなると、入る前にギルドに報告しないといけない。うーん、ちょっとまずいかもな。


「俺らはずーっと遠くから来たんだ」


「シャドウウルフがいるような地帯はここから馬車でも二月以上かかるぞ!?」


 てかなんでみんなこいつのこと詳しいのだろう。


「でもそんなにシャドウウルフって危険なのか?やけに詳しいな」


「お前はあの神話を知らないのか!?」


 なんか驚いてばっかだな。説明してもらうとシャドウウルフは魔王になったり、最悪の魔王の側近だったらしい。そいつはシャドウウルフでは無く進化したモンスターだったが、一体一体がとても強く、遠吠えという仲間を呼ぶスキルで倒しても倒しても数が減らなかったり、遠吠えの範囲が広すぎて移動中に街や村も数えきれないほど無くなってしまったらしい。


「それにテイムしたものはほとんどおらなくてな。だからあの門番も神経質になっておたのだろう」


 マジかー。こいつがそんなにヤバかったとは...

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