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魂の魔王  作者: ジャック
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盗賊討伐

 盗賊を倒してくれ、か。盗賊で強欲何だよな。そしたらあの使命も果たせるか。


「俺は冒険者だ。依頼と報酬が無ければ動かない」


 そう村長に伝える。すると、


「この村にお渡しできるような物はありません。若い村娘を用意しましょうか。王都で奴隷とすればそこそこの値段で売れると思いますが...」


 まあこんな小さな村に金などあるわけ無いよな。うーん、他に何か無いかなぁ。


「この村はどうやって生活しているんだ?」


「この村は木を切って近くの街で売る、木こりのような生活をしています。木を売って必要な物を買い、木の実を集めたり、キラーラビットやラッシュボアを若い者に狩らせたりしております」


「キラーラビットとラッシュボアって何だ?」


「え...き、キラーラビットは角の生えたウサギです。直線的な動きですが、とてもすばしっこく、厄介です。ラッシュボアは3m~5mほどの茶色い猪です。牙で攻撃をしてきます。突進してきたところを大木とかに当ててしまえば容易に殺すことができます」


 冒険者の癖にそんなことも知らないのかという目で見てくる。仕方ないだろ?近くに現れなかったんだから。でもここで索敵を使うと確かにいるな。ここを中心にめっちゃ遠くに逃げようとしているけど。


「うーん、どうしようか」


 報酬が無いんじゃこんな面倒ごとしたくない。


「で、ですが、盗賊を捕まえて街の騎士団に渡せば報償金が渡されます!どうか助けてください!」


 だが抵抗する人を一人で全員を捕まえるのなんて手前がかかってしょうがない。でも神からの命令だからやんなきゃいけないのか。


「はあー、分かった。依頼を受けてやる」


 そう土下座している人たちに伝えた。

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