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魂の魔王  作者: ジャック
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ノースの豪商2

 この状態では入り口の扉からは入れないだろう。幸い豪商人はまだ寝室にいる。屋根を壊して中に入るか。


「ウインドボム」


 壊した屋根から中に入る。


「おい!今上から凄い音しなかったか?」


「ああ、商会の方だろう。殺人犯が移動したのか?」


 音出しすぎたか?別にいいか。隣の部屋に豪商人はいるな。威力押さえ目にしておくか。


「ウインドボム」


「な、なんだ!?」


 おおー、驚いてる。


「貴様!何をしに来た!」


「お前を殺しにかな」


 そう言うと顔を青ざめた。


「な、何が目的だ!金か!」


「とある人からの依頼でね」


「・・・取引しないか?」


「は?」


 急に何言い出したのか?


「お前が欲しい物を手に入れてみせよう。その代わり見逃してくれないか?」


 うーん、悪い話では無いな。今殺さなくてもいつでも殺せる。それに見張りの魔物をつけておけば何かあったときにすぐに対処出来るしな。


「欲しい物は無い」


「なっ!」


「だが、売って欲しい物はある」


 そういうと顔が商売の顔になる。


「お前、他の貴族は豪商、王族とかと縁はあるのか?」


「あ、ああ。他の商人や貴族とかとは大丈夫だ。これでも顔は広いからな。だが流石に王族は無理だ」


 それは仕方ないな。


「これを売りさばいて欲しい」


 そう言って毒入りの蜂蜜を渡した。

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