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奇跡の全員生還

 エオルと共に惨劇の現場に戻ると、警備団のメンバーが周囲を警戒しつつ、白衣を着た医者や回復魔法に特化した魔法使いが集まってケガ人を治療していた。その中で、見るからにベテランそうな男性で初老の医者がトピエさんに結果を報告していた。


「これで全員治りました。奇跡的に死者が出なかったのはトピエ団長のおかげですよ」


トピエさんがあらかじめ応急処置をしていたおかげでなんとか無事に全員生存したようだ。俺もアラタから爪による一撃をくらったからわかるが、体の中まで斬られるから普通の人ならすぐに死んでしまうほどのダメージを負う。しかし、迅速に駆け付けてすぐに傷を塞いだので一命を取り留める事ができたのだろう。死んだ人間が生き返ったらゾンビかスケルトンになるので、人間らしい生活は二度とできなくなるので、助かって本当に良かった。


回復した人達は家族や仲間の元に駆け寄り、今を生きている幸せを再確認すると共に、怪物に襲われた事への恐怖もみんなで共感していた。他の人々もみな、「どうして人がモンスターになったのだろう」、「まだ潜んでいるのかもしれない」などお互いを疑うなどピリピリした雰囲気が流れている。オオカミ男がキッカケなだけに、まさに「人狼ゲーム」をしている時のように他人を疑ってしまっている。


「何があったんですか……?」


エオルも生まれ故郷で起きた騒動の後を見て俺に質問をする。マオウグンに襲われたトラウマが深く刻まれているのでひどく不安そうにしているが、どうせ隠してもバレるからと小声で事実を伝える。


「その、逃げられて追おうとしたら魔法が暴発して当たっちゃって、怒った犯人が巨大なオオカミ男になって無差別に人々を襲ったんだ。だから、これは俺が招いた事態だ……」

「なるほど……」

「パニックになってたから、トピエさんがすぐに駆け付けなかったらもっと被害は大きくなってたかも……生身で戦う一歩手前だったし」

「……もし正体がバレたら、僕と離れ離れになっちゃいますし、トピエさんには感謝ですね」


そうだよな。俺が黒曜の騎士だってバレたら国に捕まるかもしれないし、そうじゃなくても国に雇われる事になるからもう魔道具店で働けなくなるしな……。それに、大魔法使いムクロンとしてずっと女性らしく振る舞い続けたら、黒曜の騎士という男性として誰かと話をする事も無くなって完全に精神まで女性になってしまいそう。

あ、でもシェーナさんと一緒に行動できる時間が増えたりして。……あ、それなら必然的にマーレスとも一緒になる事が多いじゃん!戦場で共に戦う二人は次第に愛を育み、そしていずれは……。いやいや、ムリ!絶対にそれだけは嫌だ!


「だな。絶対にバレないようにしよう。でも、すぐに着替えられないのはネックだよなー。どっかに早着替えの魔法とか無いのかな?」

「聞いたことはないですけどどこかで習得できたらいいですね」


あー、エオルも知らないのかー。特撮ヒーローみたいに直ぐに着替えられたら街中でマオウグンに遭遇してもこっそり変身して戦えるのに。


「あ、おーい。そこにキミ!」

「…………あ、私?」

「そう、キミの事だ!」


先ほどの医者が俺に向かって呼びかけていたが、まさか自分が呼ばれているとは思わず反応が遅れた。なぜ呼ばれたかはわからないが、断る訳には行かないので彼の元に向かう。


「えーと、なんですか?」

「なんですかじゃないよ、だって、キミも襲われたんでしょ?血だらけで破れた服を着て走るキミを目撃した人がいるんだから」

「あー……」


やっぱいろんな人に見られてたから医者に報告されてしまってたか。ボロボロで血まみれの服で全力ダッシュする女子なんてインパクト強いから忘れられないしな。いろいろと事実は伏せつつ経緯を説明しよう。


「えっとー、彼に襲われたんですけど軽傷だったのでー、家に帰って治療した後に着替えて戻ってきたんです」

「ふむ。それなら、彼がここで暴れる前に襲われたって事かい?」

「あっ、ハイ」

「どうして君は先に襲われたんだい?」

「えっと、それは……」


相手が賢い人だから誤魔化しても矛盾点を突かれまくって、どんどん自分の首が締まっている!あー、頼むからボロ出して正体がバレませんように!


「先生。それは私から聞こう」


すると、トピエさんがやってきて医者にそう伝えた。


「団長がですか?お忙しいのに」

「この子は我々の協力者の知り合いだ。彼らに正確な情報を届ける為にも、私が直接聞いておきたい」

「了解しました」


協力者というのは、調査団に手伝いとして加入しているマーレスとシェーナさんの事だろう。そして、トピエさんは俺がマーレスの彼女であると思っていらしい。あぁ、よりによってトピエさんに伝える事になるなんて。一度、黒曜の騎士状態で話したし、うっかりボロ出したらさっきアラタにやったように重力を重くして俺を拘束してきそうだからもっと怖い!


「何があったのか、話せるなら話してほしい。もちろん、つらくて言いたくないなら無理強いはしない」

「えっと、私の働いている魔道具店にア……犯人がやってきて、商品を盗んでいったんです。それで追いかけて話を聞いたんですけど、その際に抵抗されてちょっとだけ攻撃されちゃいました」

「ほぅ……。それは災難だったな。傷の具合はどうだ?」

「浅かったので店のポーション飲んだら治りました。なのでめっちゃ元気ですよ!」

「そうか、なら良かった。無事だって、彼氏にも伝えておくぞ」

「彼氏じゃ……まぁ、ありがとうございます」


なんだか誤解されているが、トピエさんから言ってくれるなら正確な情報だし二人も俺の無事を信じられるから安心してくれるだろう。


「あ、エオルも無事だって伝えてください」

「エオル?」

「あの子です。魔道具店の店長なんですけど、あの子も一緒だったけど無事でした」

「あぁ。了解した」


トピエさんはエオルと面識が無いようなので、近くにいるエオルの事を紹介した。こう、一国民として話すとトピエさんって優しくて頼りになるなぁ。美人だし。マオウグンを一撃で倒すくらいの実力なのに、なんでモテないんだろう?やっぱり高嶺の花だと思われているのかな?それとも、仕事で忙しそうだからと遠慮されているのか?

改めて普通の感性で見直したところ、そんなに面白く無いんじゃないかと思い、いろいろと自信を無くしたので一度更新を停止します

今まではアニメや映画をイメージして書いていましたが、やはり文字だと伝わらないし説明不足だしで間違っていました

勉強してやり直します

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