表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/9

サ終する神ゲーの世界へ

 一十年続く長寿コンテンツだったVRMMOゲーム「アンリミテッド・フィールド」のサービス終了が決まってから三ヶ月。

サービス開始からプレイしていた古参プレイヤーの俺は、必死にゲームの全クリを目指して頑張っていた。二時間もぶっ通しでラスボスを倒し続けていた俺はついに、滅多に落ちないレアドロップを入手したのだった!


「よし。これが、このゲームで唯一俺が入手していないアイテム……!」


拾ってポーチに入れると、派手な演出とともに称号を二つ獲得した。"アイテムマスター(全てのアイテムを入手する)"と"UFマスター(全ての称号を獲得する)"。


「よし……!やった、これで全クリだ!サービス終了まであと一時間、マジでギリギリ!」


やり切った。あー、達成感ハンパない。今までで一番ハマったゲームだし、人生で一番嬉しいかもしれない。


「でも、あと一時間でこのゲームの世界に居られなくなるんだよな。……魔法や技も全部使えて、全てのアイテムや装備を持ってて、モンスターも全種類討伐したのに、あと一時間だけなんだもんな……」


なんだか涙が出てきた。いやいや、泣いてる場合じゃ無い。最後は拠点である、"王都ティエスカ"に帰って、アイテムを眺めたり装備を着てみたりしよう。さて、マップを開いてワープしよう。


NOW LOADING…


かなり距離があるからロードにも時間がかかる。真っ暗な画面を前にして、俺は思わず呟くのだった。


「この世界に行けたらなぁ。こんなに強いんだし、現実世界より上手く生きていけそう」


ブツッ


あれ?突然クラッシュしたみたいな音がした。ちょっ、まさかこのタイミングで故障とか、勘弁してくれよ!


パッ!


よし、画面が治った。あれ、操作が上手く出来ない!


グラッ、バキッ!


バランスを崩して拠点のベッドに倒れ込んだら、勢いが強過ぎたのかぶっ壊れてしまった。


「うわ、やっちゃった。まさか壊れるなんて……。あれ、UIとかの表示が一つも見えない。設定を変更した記憶は無いんだけど……それに、体が少し重たいような気がする」


まるで何かを着させられているようだ。呼吸をすると、息が何かに当たっているのもわかるし……なんだこれ、まさか俺が本当にこの、"黒曜の騎士"になったみたいじゃないか……?


困惑しているけど、試しにドアを開けて外に出てみよう。


ガチャ


俺の視界に広がったのは、眩しく照りつける太陽、和気あいあいと話すNPC達の姿だった。その時、ちょうど目の前をホットドッグを持った子供が走って横切ったが、美味しい匂いが鼻に入ってきた。


「匂いを感じれるなんて……マジだ!俺は、ゲームの中に入ったんだ!」


ゲームの中に入るなんて、昔から何度も想像していたけれど、まさか本当に叶うなんてまるで夢のようだ!

しかも、ポーチを見たらアイテムは全て引き継いでいるようだから、ゲームから引き継いで魔法や技も全て使える状態って事か!

うおー!そんなの無双し放題じゃん!これは、最高の異世界生活が送れそうだ!

*本作は以前投稿していましたが、メンタルの都合で鬱蒼とした内容になってしまった為に削除した「ゲームに入ったら女騎士になった俺」を明るい内容に作り直した物になります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ