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あれが未来...?

「はぁはぁ...!」


 私が目覚めると、以上な量の汗を垂らししていた。


「今のが私の未来...なの?」


「そうだよ、君がもしも僕を解放するのが遅れた場合に訪れる最悪の未来」


 彼は不気味に笑うと私に助言を施す。


「でも大丈夫...、僕の言うことを聞いて立派な魔王になれれば、君は誰にも負けない最強最悪の魔王として君臨できるよ、なんたって君には彼らの血が混じってるからね...」


「...血...?」


「そう...最強の魔王になるに耐えうる血筋さ...、それが君にはあるんだ」


「私が立派な魔王になったら皆は殺されずに済むの?」


「多分ね、でも今のままだと君達魔族は間違いなく全滅するだろうね」


「...、私に選択肢はないみたいね...」


 私はふぅっと息を吐いて落ち着きを取り戻しました。

 その様子を間近で見ていた黒いドラゴンは少し驚いた様に私を見てきます。


「驚いたなぁ、君は生まれたばっかりだと聞いていたけど、もう精神が安定しているどころか強化されているね、さっきまでとは別人じゃないか...」


「そう?...、私はただ立派な魔王になるという事がどういう結果をもたらすか考えただけよ」


「ふふっ、ザークか...気に入ったよ」


「クロ、まずは何からすればいいの?」


「そうだね...、水の守護龍も倒したいけど、今は邪魔者が多そうだからね、まずは風の守護龍から倒すべきだと思うよ」


「わかったわ、全力尽くして龍狩りを行うことにする」


 私は決意を固めて瞬間、元いた場所に体が戻る。

 今のは夢...?、いや違う、リアルな感触が私の肌にひしひしと伝わって来るのがわかるため現実で起きたことだと思い知る。

 しかし、今の私は昨日の私とは違う。

 黒く長い髪をバサッと手で振り払う仕草をした後に月夜を見上げた。


「私が絶対に皆を守ってみせる、私はその為だけに魔王になる!」


 静かな部屋の中、私はゆっくりと目を閉じてこれから先の計略を張り巡らせ始めた。

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