最終話
タマラが頬を大きく膨れ上がらせていた。
あら、そんなところも凄く可愛い。
「んもう! 折角のご飯が冷めちゃったでしょお!」
「ごめんごめん! 少し考え事しちゃてて……」
そして何故かイキナリ抱き着いてくるタマラ。
ぎゅうううううううう!
「ちょっとちょっとちょっと! どうしたの、タマラ」
や、抱き着いてきてもタマラの豊満な体がぎゅむぎゅむ押し付けられるだけであってね。同性だけどちょっと気恥しい感じなだけですが。
「お仕置きぃぃぃぃぃ!」
全然お仕置きになってないけどね!
タマラ可愛いなあ!
ふいに顔をあげてジッと私を見つめる。
「……心配事?」
ああ、心配してくれてるんだ……大丈夫だよ、って感じで微笑んで見せたけど顔、引きつっちゃったかもしれない。
心配そうな顔のタマラ。
「大丈夫、大丈夫だよ」
大丈夫じゃなくても大丈夫って言っちゃうの、すっかり癖になっちゃったなあ。
「ね、フユミ」
ぎゅうううう、っと抱きしめていたタマラの腕から余計な力が抜ける。
「何にも心配する事はないよ。大丈夫、私がフユミを守ってあげるから。……大好きだよ、フユミ」
「……うん」
優しいタマラ。彼女の言葉にはいつも安心させられる。
きっと大丈夫、きっとリンを見つけられるそんな気にさせてくれる。
私も大好きだよ、タマラ。
「うん! 元気でたよ! よし、ご飯食べよう!!」
「そうこなきゃ!」
私は元気よく台所に向かう。ご飯一杯食べて元気付けてリンを早く見つけてあげなきゃ!
「うん、大好きだよ、フユミ。ごめん、ごめんね。私が死んでもそれがアナタの生きる理由になるなら私をずっと探し続けてね……」
「えー? タマラどうしたの? なあに?」
「えへへ! フユミ大好きだよっ!」




