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智の一族のある一人の話  作者: 雛森 蒼
一章 3代目当主 幼少期

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13話 武器訓練

複合魔法を融合魔法と間違えそうになっています。もし間違えていたら教えてください。

 ―20:30 天界“破壊者の館”―

「まずは武器を選んでね。ま、どれを選んでもメジャーな武器は全部扱えるように訓練するんだけど」


 武器訓練って1つじゃないの!?扱いが簡単そうな棍棒とかにしようと思ったんだけどな……とりあえず武器の種類見るか。


 えーっと。長剣、短剣、槍、斧、槌矛、棍棒、三節棍、鎌、メリケンサック、クナイ、鞭、弓、リボルバー、ライフル、モーニングスター、ってモーニングスターは絶対主要武器じゃない!


「あ、言い忘れてたけどここにあるもの全部訓練するんじゃないよ~」


 良かった。まぁさすがにないよね。

 それじゃあ引き続き見ていくか。


 レイピア、クロスボウ…

 ん?これ何だろう?鞘から出してみたけど、片刃剣にしては曲がってるし。


「これ何ですか?」

「へぇ。珍しいね。こんなのもあったんだ」

「自分で用意したんじゃないんですか?」

「え?能力でいろんな種類の武器って指定して作ってるよ」

「あぁ。それで…」

「ま、とにかく、それが何かだったね。それは“刀”って言われるものだよ」


 カタナねぇ。あ、剣身の模様綺麗だな。




 全部見終わった~

 でも、やっぱりあのカタナっていうのは良さそうだな。模様も綺麗だったし。それにあれ大きさによっては片手でも持てそうだから、魔法の杖とかも一緒に持てそう。あるかは知らんけど。


「決めました。カタナにします!」

「分かった刀ね~。

 …日本風の名前にしたから何か感じるものでもあるのかしら」

「え?何か言いました?」

「何でもないよ~」


 おかしいな。何か言われた気がしたんだけど…まぁ気のせいか。


「訓練で使わない武器は片付けちゃうね。リアお願い~」

「かしこまりました」


 うわっ!いつから居たんだリウィアさん…全く気が付かなかった。




 残った武器が訓練に使うのか…長剣、短剣、槍、弓、リボルバーか。


「選んだ武器は他の武器の訓練終わったらやるから…えーっとだいたい…再来年かしら?」

「そんな先なんですか!?」

「これでも1種類を4か月くらいでマスターしろってことよ?だいぶ期間減らしてるけど…」

「あ、異論なんてありません」


 そっか。やっぱり5種類もあると期間は伸びちゃうよね。


「その代わりと言っちゃなんだけど、ある魔法を見せてあげよう」

「え、魔法?」

「リアから報告があったよ。『複合魔法を使いたいみたいだった』ってね」


 き、気が付かれていたのかー!

 どんな魔法かなぁ。


「【神器召喚神話級(ランク:ミシック)双剣 聖剣エクスカリバー&魔剣グラム】」


 神器!?神話級(ランク:ミシック)!?聞いたことはあったけど母さん持ってたんだ。

 というか反則じゃない?聖剣と魔剣をセットで双剣として一つの神器にするなんて…それに剣の名前も有名なものだし。

 え?それならなんで母さんが聖剣エクスカリバーと魔剣グラム持ってるの?確かそれぞれアーサー王とジグルドの所有物じゃ…


「なんで持っているのかって顔をしているね。実は私の持っているのがオリジナルで、他のは模造品なんだ」


 じゃあ本館の図書室にあった本に書いてあった伝説は間違ってたのか…作った人(?)物は母さんのを真似ていたんだ。

 お、これから複合魔法発動かな。


「【火球(ファイアボール)】【炎球(フレイムボール)】【土球(アースボール)】【石球(アースボール)】」


 うわ…もう4つも魔法重ねてるよ…やっぱり化けm

 急に睨まれた!?やっぱり感が良すぎるんだよな…僕の周り。といってもリウィアさんと母さんしかいないんだが。

 あ、でもさすがに集中してるからかな。汗がにじみ出てる。


「【岩球(ロックボール)】【水球(ウォーターボール)】【氷球(アイスボール)】【風球(ウィンドボール)】【雷球(サンダーボール)】【毒球(ポイズンボール)】」


 これで重ね終わったのかな。それにしても人形も使わずに10個も魔法を重ねるなんてやばいな!

 発動されるのはいくつの複合魔法かな。10個だから最高で5個だな。


「【限りなく全属性(ニア・オムニ・)に近い魔法(エレメンタル・)攻撃(アタック)】発動」


 圧巻だった。

 まさか剣に複合魔法を纏わせるとこんな威力になるとは思わなかった。どんな攻撃を受けてもひび1つ入らなかった訓練場の壁が消し飛んでいた。

 ……違った。確かに消し飛んだが、もう壁が修復されていた。今までのは攻撃してひびが入らなかったんじゃなくて、自己修復機能があったのね。


「どう?」

「あの…こんな10個で1つの複合魔法を発動するなんて習っていないんですけど」

「理論上は行けるでしょ?というか教えているのはあくまで汎用化された魔法…まぁ一部違うのもあるけど、大体それなのよ。それでこの魔法は私のオリジナル魔法ね。だから教えられてないのと、あと単純に4つ以上の魔法の複合魔法は扱いが難しいから教えてないのもあるわね」


 オリジナル魔法なのか…うん?これは暗に『あなたもオリジナル魔法を開発しときなさい』と言われてるのか?そんなこと言われてもなぁ。ま、直接言われてないから最悪いつか開発すればいっか!


「まぁこれでもう魔法はいいでしょう。まずは剣からよ。でも武器を扱えるようになっても忘れないように毎日軽い訓練はしてもらうから『まずは剣から』は違うかしら?」


 マスターしても終わらない訓練か…だが諦めるものか!すぐに全武器習得してカタナを教えてもらうんだ!

刀をカタナにしているのは誤字ではありません!断じて!

ただ単にトモキ君が間違えているだけです。


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