絶対絶命!
大学3号館屋上からダイビングした麻衣は、パニックと化している眼下の中央広場を飛び越え………
目標のイスロ軍用トラック手前に着地!
荒々しく、軍用トラックのドアを開ける麻衣!
驚愕に陥る、オペレーターの兵士!
「(うわぁ!
ゲリラ式戦闘ヒューマノイドだぁ!!)」
麻衣は言語識別機能を使い、英語で話しかけながら兵士を睨み付ける。
「(そのPCの電源を今すぐ切って!
そして渡しなさい!!
さもないと………!?)」
兵士は怯えたまま、PC画面を指差して麻衣へ告げる。
「(それは出来ない!
今、電源をOFFしたら、戦闘ヒューマノイド達が暴走して収拾がつかなくなってしまう!!)」
「そこまでだ」
タックルから立ち上がろうとしたエリック=ティーチャーの頭部に、セルピエンテが拳銃の銃口を突きつける。
「M4A1の掃射を弾いたテメェのクリア・シールドも、この至近距離でのジェリコ941に耐えられるか?」
戦闘ヒューマノイド形態のエリックの頭部は透明なシールドで覆われている。
内部は電子頭脳他、重要な機器がひしめき合い、それらを保護する為にシールドは強度を確保されてはいるが。
そのシールドに密着する程当てられている拳銃の威力まで防ぎ切れるか?までは保証出来なかった。
「まさかテメェが"ティーチャー”だったとはなぁ。
フッ……この俺も油断したもんだ」
硬直したままのエリックを見下ろすセルピエンテ。
中央広場には再び絶望の空気が漂い始めた。
その中で由美香は。
兵士達の目を盗み、剣持刑事37歳へLINEを送っていた!
果たして、この危機を脱することは出来るのか!?
〈絶対絶命・完〉




