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因果応報の学園生活です

登場人物紹介

・近藤 由美

主人公、いじめられっ子の体験をしている元いじめっ子。


・川口?

川口の姿を模した地獄の化け物。

この世界ではいじめの主犯格。


・三木&上田?

元の世界で由美の手下だった不良。

この世界では川口の手下になっている。

もちろん偽物。


・雅美?

元の世界では由美の友人だった。

こっちでは川口の友人。

偽物。


・鬼頭

札付きのヤバイ不良。

情緒不安定なので誰も連みたがらない。

故に一匹狼である。

「おい、近藤! ジュース買ってこいよ」


「ひっ……は、はい……」


「ビクついてないでさっさと行けや、このノロマがっ! 3分な? 3分で買ってこねぇと次の休み時間にサンドバッグの刑だからな? わかったらさっさと行きやがれっ!」


「あの……ジュース代は……どうすれば?」


「あぁん? んなもんテメェの自腹に決まってんだろ? 私から彼氏を奪ったんだからそんくらいケチんなや!」


ゲシッ!


暴言を吐きながら蹴りつけるのは、地獄に堕ちる前に私がいじめ倒した同級生の女子の川口。


今、私が置かれている状況はシンプルだ。 元の世界に置ける私と川口の立場が逆転していて、私はまさに川口の辛い中学生活を追体験しているところだ。


当然この世界も元の世界を模しただけの世界だし、私の目の前にいる人間も地獄の怪物達が化けているだけの偽物….…。


自分がいじめていた時はただの冗談や遊び感覚といった軽い気持ちで特に何も感じなかったけど、川口の目線から見て初めてわかった。


あの時の私は慈悲の欠片も持ち合わせていない鬼そのものだ……。


「三木、上田……近藤のやつ動かないから教室から早く叩き出してよ」


「りょーかーい」


川口の命令に従っている二人は倒れている私を無理やり起こし教室の外へと引きずっていく。


「おらっ、とっとといけよアバズレ泥棒猫がっ!」


ドンッ!


「くっ……」


上田は無理やり立たせた私に罵声を浴びせ、強烈なタイキックを尻に入れる。


私は一度倒れたが、このままではまた酷い目に遭わされるので、痛みを堪え購買へと向かった……。


いてて……それにしても上田のやつ女子でも容赦ないわね。 以前は私の手下みたいな存在だったからなんとも思わなかったけど、今はその手下さえ怖い……。


ふぅ….…ふぅ……。


痛い、脚が……痛い……。


さっき転んだ時に変な方向に捻ったのかな……。 誰か……助け……。


よろよろふらつく私をすれ違う人々は見ているが、当然見て見ぬふりだ。 そりゃそうよね、いじめられている子を庇えば自分もターゲットになるもの。


………数分後。


私はやっとの思いでジュースを入手。 痛みも引いてきた、急いで帰ろう。


川口は3分って制限時間を設けていたけど、私がわざわざ自腹でジュースを買ってきた。 多少は大目に見てくれるよね……?


しかし、その考えは甘かった。


教室にて……。


ガシャーン!


私がジュースを渡した時だった。 川口は私の腹を思い切り蹴り飛ばし、身体は後ろの席もろとも転倒。 大きな音は机の中にあったものがぶちまける音だ。


「てめぇ、私は3分つったよな? お前が帰ってくるまで何分かわかるか?」


「えと……5分くらい?」


「違う、三木っ!」


ガッ!


川口は三木に私を蹴らせる。 そうだ、あの時の私は何かにつけて暴力を振るう理由を見つけていたんだった……。


わざと3分という短い時間を設けたのもその後のペナルティへの布石……。


「近藤、お前は5分どころか8分かかってんだよ。 もう休憩時間おわるじゃねぇか! ざけんなよ、次移動教室だしサンドバッグの刑は放課後な。 校舎裏に絶対こいよ? 来なかったら、お前んち燃やすからな」


「えー、川口さんちょっと酷いよー」


「雅美、こいつは馬鹿だからそんくらい言わないと分かんないんだよ〜」


取り巻きの一人、雅美は口では酷いと言っているが、なんてことはない。


「それもそうだねー」


雅美の弾んだ声。 これはいじめを楽しんでいる声……。


川口とその仲間は私をいじり倒した後、教室を後にする。


私もすぐさま向かいたいところだけど、この倒れた机とぶちまけた中身……直さなきゃだよね……。


「よいしょっ……、痛たた……脚にアザが出来てる。 うぅ……辛い……」


私は痛みと悔しさで半ベソになりながら倒れた机を直す。


川口が居ないならそんなに急いで直さなくてもいいよね……。


授業に遅れるけど、今は休みたいし、ゆっくりやろっ。


ガラッ!


教室の扉が開く。


「えっ、皆移動教室で居ないのに!?」


あっ!?


この席は……。


「ちっ、今日もゲーセン寄ってたら学校遅刻しちまった……ん? 俺の席……」


最悪だ……。


「近藤! てめー、俺の席で何してやがる」


この倒れた席はこの学校の中で一番ヤバイ札付きの不良、鬼頭のものだった……。


「あぁぁ、このクソ女がっ! 覚悟は出来てんだろうなぁ、あぁあ?」


「ひっ、ひぃぃ……」


……この後私は鬼頭にボコボコにされて保健室送りになった。


———


放課後……。


「ほらほら、ちゃんと歩けよ」


「やだぁ……許して……」


「だーめ、近藤ちゃん。 川口さんの命令守れなかったじゃん? だからお仕置きだぞ」


「ぅぅ……」


鬼頭からの制裁で身体は既にボロボロ。 でも、私に早退は許さない。


放課後にお仕置きを受けるように言われているからだ。


逃げればいい?


ダメダメ……。


そんなことをすれば、お仕置きは余計に悲惨で酷いものになるもん。


今私にできる選択肢は出来るだけ川口とその一味の前で無抵抗にすること……。


それが被害を抑えるには一番なんだ……。


その後、私はボロボロの身体を悪意ある暴力により更に痛めつけられた。


もちろん口止めされてるので、帰宅した時は転んだなど適当な言い訳をするしかなかった……。


このような生活は今後三ヶ月続く。

年が変わりましたが宜しくお願いします!

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