【完結】そのケーキのレシピ、俺が本物にするよ ~不器用な天才パティシエと、私だけの夢の設計図~
9月19日完結。毎日3話投稿予定!
私、夏山桃香(なつやま ももか)には、誰にも言えない秘密の夢があった。
それは、心ときめくような、世界で一番美しいケーキをデザインすること。
でも、早くに父を亡くし、母が一人で支えてくれる私の家では、高価な材料が必要なお菓子作りは、夢のまた夢。スケッチブックに空想のレシピを描きためるのが、私の唯一の楽しみだった。
隣の席の春石樹(はるいし いつき)くんは、クラスで一番無口で、何を考えているか分からない人。
けれど、そんな彼にもまた、秘密があった。
幼い頃のトラウマから、誰にも知られず、一人で完璧なお菓子作りの腕を磨き続けてきた――天才パティシエだという、秘密が。
ある放課後の図書室で、私たちは、お互いの秘密を知ってしまう。
私の夢物語のレシピを見て、彼は、静かに、でも力強く言ってくれた。
「そのレシピ、俺が本物にするよ」
こうして、私――『夢見るデザイナー』と、彼――『秘密のパティシエ』だけの、甘い共犯関係が始まった。
これは、不器用な二人が、お菓子作りを通して、ゆっくり、ゆっくりとお互いの心を溶かしていく、甘くて、もどかしい、恋の物語。
私、夏山桃香(なつやま ももか)には、誰にも言えない秘密の夢があった。
それは、心ときめくような、世界で一番美しいケーキをデザインすること。
でも、早くに父を亡くし、母が一人で支えてくれる私の家では、高価な材料が必要なお菓子作りは、夢のまた夢。スケッチブックに空想のレシピを描きためるのが、私の唯一の楽しみだった。
隣の席の春石樹(はるいし いつき)くんは、クラスで一番無口で、何を考えているか分からない人。
けれど、そんな彼にもまた、秘密があった。
幼い頃のトラウマから、誰にも知られず、一人で完璧なお菓子作りの腕を磨き続けてきた――天才パティシエだという、秘密が。
ある放課後の図書室で、私たちは、お互いの秘密を知ってしまう。
私の夢物語のレシピを見て、彼は、静かに、でも力強く言ってくれた。
「そのレシピ、俺が本物にするよ」
こうして、私――『夢見るデザイナー』と、彼――『秘密のパティシエ』だけの、甘い共犯関係が始まった。
これは、不器用な二人が、お菓子作りを通して、ゆっくり、ゆっくりとお互いの心を溶かしていく、甘くて、もどかしい、恋の物語。
師走のショーウィンドウ
2025/09/13 22:10
きらめきの材料たち
2025/09/13 22:30
キッチン協奏曲(コンチェルト)
2025/09/13 22:50
初めてのクリスマスプレゼント
2025/09/14 12:30
クリスマスイブ
2025/09/14 17:50
ぎこちない初詣
2025/09/14 18:50
バレンタイン狂想曲(カプリッチオ)
2025/09/15 06:50
箱の中の夜空
2025/09/15 11:50
幕間 応援団長たちの、秘密の同盟
2025/09/15 17:50
ホワイトデー・前奏曲(プレリュード)
2025/09/15 18:00
繋がれた手のひらの熱
2025/09/16 06:50
二人で、てっぺんを
2025/09/16 11:50
約束 〜茨の道の先に〜
2025/09/16 17:50
祝福のファンファーレ
2025/09/17 06:50
約束の夏、始まりの舞台
2025/09/17 11:50
10800秒の死闘
2025/09/17 17:50
約束の花、咲く
2025/09/18 06:50
17 恋人繋ぎの夜
2025/09/18 11:50
メモワール〜わたしたちの宝箱〜
2025/09/18 17:50
二色の約束 二色の宝物
2025/09/19 05:50
メモワール 〜私たちの宝箱〜
2025/09/19 11:50
エピローグ 約束の先にあった宝物
2025/09/19 17:50