〜STORY 75 5月19日 拾弐 〜
「ありがとうございました!またのお越しをお待ちしております!!」
「「「はい!是非お願いします!!」」」
写真館を出る際店員に出迎えをされる飛香達の表情は入る前とは比較にならない程清々しい表情を浮かべていた
初めに着たドレス以降の人気アニメキャラクターのコスプレや定番コスプレの撮影会を約2時間程行われた
「はぁ…こんなに長いと思った2時間は初めてだよ……」
飛香達の要望により優希は終始女性ものの格好しかさせて貰えずしかもテンションが上がったカメラマンが飛香や晴菜達からのポーズの指定してもいいことになった
断るのは何故か可哀想と思ってしまった優希は二人の要望に全力で答えたのだが度重なる恥ずかしさと疲労が相まって体力的よりも精神的に来るものが多かった優希の表情から明らかに疲れが感じ取れた
「私は今日初めて面白いものが見れたわ。感謝してるわよ北条君」
「そ、それなら僕も頑張った甲斐があったよ」
飛香達程とは言わないが友梨も意外と写真館を楽しめたようで入った当初のしかめっ面は無くなっていた
「因みになんだけど滝沢さんは僕の写真なんて撮ったり…してない……よね?」
「…………さぁ?どうかしらね?」
「今の間は何なの!?」
優希の問いに友梨はたっぷり間を取ると妖艶な笑みを浮かべた
普段会話する時は委員長として真面目な表情だったり、晴菜達と一緒に怒られる時は厳しい表情しか見た事がなかっただけに友梨の表情はとても新鮮味があった
というよりぶっちゃけ可愛いとさえ思った優希だった
「な〜に委員長に見惚れているのゆ〜ちゃん?【ジトッ】」
「べ、別に見惚れてなんか……」
「うっそだ〜!だって今のゆ〜ちゃん明らかに委員長の事を明らかに女として見ていたもん!!」
「(む、胸が……飛香の胸が……)は、離れてよ飛香……」
優希に詰め寄りながら真相を追求してくる飛香
その際ふよん♡ふよん♡と飛香の胸が当たり、ただでさえ色っぽく映るチャイナドレスを着ていて興奮しそうなのにこのスキンシップは心臓に悪い
口にしたり鼻血を出してしまっては飛香は「ゆ〜ちゃんはムッツリさんだからこういうの好きだもんね♡」と詰め寄ってくるに違いない
「(うふふ♡気にしないようを装っているけどゆ〜ちゃんったら私のおっぱい見すぎ♡本当にゆ〜ちゃんは本当にムッツリさんなんだから〜♡)」
本人が気づいていないだけで優希の考えなど幼馴染も飛香には最早筒抜けなのだった
と言うより本気で嫌がっていないから飛香もスキンシップを実行していうるのだが……
「大変ですわ優希様!そろそろ次の場所に向かいませんと最後の観光地に行けなくなってしまいますわ!」
「え?……あっ!本当だ!急がないと!!」
優希は時計を確認すると時刻は4時を回っていた
場所は写真館からそう遠くはないのだが見て回る事も考えるとあまりのんびりはしていられなかった
「あんた……自分が構ってもらっていないからって姑息な手を使ってんじゃないわよ」
「姑息な手なんて……私は優希様に現在の時刻の確認をしただけですわよ?言われのない中傷はおやめくださいませ」
「(この……女狐は!!)」
「ん?どうしたの二人とも?早く行かないと間に合わなくなっちゃうよ?」
「「は〜い!!」」
「返事はいいんだね二人共……あまり喧嘩しちゃダメだよ?」
優希の後を追う二人は優希が後ろを見ている時以外は終始口喧嘩をしていたのだが優希に聞こえないように小声だったので聞かれてはいなかった
これ以上優希に不審に思われないよう無駄な罵り合いは不毛と二人は静かになった
「(はぁ…どうすれば優希様と二人きりで過ごせるのでしょうか?何かいいアイディアが浮かべばいいのですが……)」
「《はぁ、やれやれ…ジャンケンの神様に見放されたお嬢様の為に不肖この小鳥遊がお嬢様に知恵を授けましょう!》」
中華料理やスイーツを堪能しお腹をポンポンと摩りながら晴菜の使用人の小鳥遊はメールで助言を晴菜に伝えると晴菜の顔に自然と笑みがこみ上げてきた
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