新キャラ登場の予感!?まて、続報!
「はぁー! 良かった! スクイーズが元気になってくれて!」
イザベル先生からも元に戻っていると言われてホッとした。
「そういえば、お前に言うことあんだ」
東屋でアル様と二人きりのプチデートをしている私たち。どうだ! 羨ましかろう!
「近々オレのオヤジと母上に会ってくれ」
「うん! お安い御用だい!」
今の私なら何でもできる! でき――
「えええええっ!? な、なんで!?」
「二人がどうしても会いたがっててな。それを条件にこの前宮廷を出してもらえた」
「そ、そんな急に言われても! 私ただの男爵令嬢だよ!? 王族相手のマナーなんか知らないよ?!」
アル様は懐からタバコを出して指先に火を灯して吸い始める。
「まぁ、そんな気負うような二人じゃねーから安心しろ」
「安心できないよ! ザマァ死が終わったのに、今度は不敬罪で斬首刑に処されるかもしれないなんて悲惨すぎる!」
煙を吐き出しながら、アル様はいつものアル様節をかましてくる。
「もしそんなことになったら、オレが二人をブチ殺してやるから安心しろ」
「やめて! ナチュラルに危ないことを言うのは!」
いーやーだー! せっかく問題が一段落ついたのに、新たな問題が発生するなんて酷い!
「そういえば、お前他のキャラに会ったことねーだろ。暇つぶしに会わせてやるよ」
「それはちょっと興味あるけど、私暇じゃないもん! 苦手科目でしょっちゅう課題上乗せされてんだからね! 暇じゃないもん!」
「じゃあ、会うのやめるか」
「会う! 絶対会う!」
アル様が肩を揺らして笑ってる。
「どっちだよ。まぁ、それを楽しみに頑張れや」
「んぎー! 自分は成績いいからって余裕かまして! ムカつくー!」
「事実だからしょうがねぇ」
だってさ! どう思う? このアル様の頼みと提案!
まだ見ぬキャラとご対面イベントとか、確かにちょっとワクワクするよね?
てことは、私たちのお話はまだ続くの!?
みんな付いて来れてる?
私はいっぱいいっぱいだよ! でも頑張る!
みんなもまだ出てきてないキャラを楽しみにしててね!
あ、今日も課題やんなきゃだった!