碧の君
朝、クラスにはいる。
「美紅!今日転校生くるってよ!」
「まーじかいっ!!どんな子?どんな子?」
「えっとねぇー………」
「あんま焦らさないでもらえません?」
「だって知らないんもん。」
えっ???
「そんなのありーーーーーーー?」
いやっなしでしょ。ふつうこういうのって情報通の人がいろんな情報担いでくるもんじゃないのー?
「うっせーよ。唯川。はやく席につけ!」
いまどなったのは担任の竹内。正直うるさい。
そしてそしてわたしは唯川美紅。
健康的な女子高生よん。
高校生になって始めての夏休み
明け……。
どうやら転校生は背の高い、無愛想そうな男の子。名前は菊田碧翔。
そしてそのからみずらそうな男の子はなんと私の隣の席になってしまった。
「あの~、唯川美紅っていうんだ。よろしくね。」
「……。」
ちょいまてい。えっなに?がんむし?ありえーん。ないちゃうよ?美紅たん。
まぁ冗談だけど。
「よろしくってばっっ!!」
思いっきり顔近づけてしゃべってやった。
あっ
よくみると
かっこいい
わたしはその黒に少し青がまざったような目に釘付けになった。
「全部聞こえてるから。そんなに近づかなくても。全部。」
えっ?聞こえてたの?
じゃあなんで無視したんだよ!!!
「だってなんか低レベルそうな人間だし。」
低レベルー?人をレベルで判断しちゃいましたか、あなた。
ん?ちょっとまって…
私いま声にだしたっけ?
「俺、生まれつき人の心の声聞こえちゃうんだよなー。だからいったじゃん。全部聞こえてたって。」
にやっとわらい人をバカにしたような目になって私を見下ろす菊田碧翔。
これがすべてのはじまりでした。




