第30話 事件までの出来事
どうも、お久しぶりです。
ます最初に謝っておこうと思います。
グダグダと半年以上俺あいつを書いてきましたが、あまりにも執筆意欲がわかなくなってしまいまして、こんなかたちで無理やりではございますが、最終章に入らせていただきました。
読者の皆さん、本当にすいませんでした。
では、後書きにてお逢いしましょう。
一週間前、俺らは海から帰ってきた。あれだけ遊びつくしたくせに日焼けしたのは俺だけだった。なんで俺だけ……と思いつつ、荷物の片付けをしていた。
黙々と俺が片づけをしているというのに、ララは片づけが全然進んでいなかった。
なにか考え事でもしてるんだろうな、と、思いつつも心配だったので俺は声を掛けた。
「どうかしたのか?もしかして、海になにか忘れ物でもしたのか?」
「違うもん!そういうのじゃ、ないもん……」
「悪い悪い。少しからかっただけだって。……で、なにかあったのか?」
「ううん、なんでもないから。気にしないで」
ララはそう言って、笑顔を俺にみせてくれたが、明らかに顔が引きつっていて、無理をしているように見えた。
できることなら、相談に乗ってやりたいところだが、本人が「大丈夫だから、気にしないで」というもんだから深く追求をするのを途中でやめてしまった。
そのときはまだこんなことになるなんて思ってもいなかったからそれ以降は気にしないでいた。けど、それから三日が経ち、ララの様子がどんどんおかしくなっていく。流石に理沙とミラもそれに気づいて「どうしたの?」「私たちでよければ相談乗るよ?」などいつものように明るく声を掛けたが、ララはこの前俺に言ったとき同様、「大丈夫だから気にしないで」の一点張り。その時の表情はもちろん笑顔だった。二人はその表情に何も違和感を抱いていなかったらしく、「なら良かった」と言っていた。だが、俺の目にそんな誤魔化しは通用しなかった。
その次の日、ララは俺らには内緒でこっそりとどこかに出かけていた。俺はもちろん、「おかえり。どこ行ってたんだ?」と訊いたのだが、「ちょっとね……」と言われて誤魔化された。だが、俺にはララの考えてることは全然分からなかった。
そして事件は次の日に突然起こった。
俺が起きるとミラはリビングに倒れていた。俺は急いで駆け寄った。
「おい、ミラ!どうしたんだよ!」
「徹……、ララちゃんが……」
「ララがどうかしたのか!?」
このやり取りのせいで理沙が起きてきて、リビングに来るなり、驚いていた。
「ミラさん、どうしたの!?」
「わからない。とりあえず、救急車呼べ!
「わ、わかった」
そして、それ以来ミラは目を覚まさず、ずっと眠ったまま。それのせいで、ララがどうしたのかは分からなかったが、家の中など、よく探しても、荷物が綺麗に整頓されたまま行方不明になった。
俺はミラの看病をしないといけないから手を離せないから、理紗に事情を説明して、捜索してほしいと頼んだのだが、「実は、留学することになっちゃって…手が離せないの。ごめんね」と言われた。
まあ、それなら仕方ないと思い、今度は悠に頼もうとしたのだが、悠の親父さんが出てきて、「悠にはもう絶対に会わさん!」と門前払いをされてしまった。その時点で理由はわかったので、電話でこっそりと悠に訊いたら、「実はあのこと言ったのお父さんにばれちゃって、退学することになっちゃったんだ……。ホントにごめんね」と言われ、「そっか…、いや、俺が悪いんだ。お前が気にすることじゃねえよ」と言ったら、それ以降は自分が悪い、と言い合いになってしまい、事情を説明するまでにも至らなかった。
……と、そんなこんなでみんなに声を掛けてたのだが、千里には連絡が付かなかった。肝心の由紀はというと、俺の親父が顔をどうしても見たいというので、由紀は親父のもとに海から帰ってくるなり、行ってしまった。
で、由紀にはこんな状態なので悪いとは思ったが、親父に事情を説明して、預かってもらった。
と、そんなわけで誰も動けずにいたところに、ついさっき大輔に説教をされたというわけだ。
そして、ララが行方不明になってから、四日目の朝を迎えようとしていた。
どうでしたか?
今回は一週間の間に起こったできごとを書いてみました。
まあ、最後までおつきあいください。
そして、読者さまにとっては嬉しい(?)お知らせをひとつ。
実はですね、俺あいつの続編を、かくことに致しました!
いぇーい、ぱふぱふ~。
…と、はしゃぐのはここまでにして、続編と言うのはですね、今回は俺あいつのいわゆる「1」ですね。
簡単に言いますと、「俺とあいつの変わった日常2」という形でですね、書かせていただきます。今度のは完全に不定期更新になるかと。(それでも月1は絶対に更新します)
ま、詳しいことはこの物語が終わったあとで、後書きを書きますので、そこでゆっくり報告させていただきます。その時に設定もお話すると思いますが。
少し長くなってしまいましたね。
では、またお逢いしましょう。




