表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある兵士の戦争  作者: iLL
ある兵士の内乱
92/115

要塞4

 体が震えている、武者震いとかではなくたぶん恐怖とかだろう。

「帰りてぇ」

『たった3機か』

『でもあの大型機があるから奇襲には十分』

『あれなぁ、まあいいや104他の2機を頼む』

『了解101』

『隊長来ます』

 青い機体がこちらに、黒い機体が中尉の方に向かう。

『1機なんて、なめてるの』

「くそっ、572時間を稼ぐぞ」

『了解』

 青い機体を狙うのだが、こちらの照準がわかるのか狙えもしない。無駄だとは思うが数回トリガーを引く。

『当たらない』

「はえぇよ」

 かすりもしない。

『こちらも当たりません』

『ちょこまかと、うるさい』

『こちらは問題ない、こいつも今までのと同じで』

『当たれ』

 青い機体が突っ込んでくる。

「あた」

 弾が切れている、これでは当たりそうでも当たるわけがない。パイルガンを手放す。

「らないかあれじゃあ」

 斬りかかられたので、横に避ける。

『すいません、リロード中でした』

「別に問題ない」

 ヒートスティックを装備する。だが格闘戦で勝てる様子が全く思い浮かばない。というか向こうが手負いでも負けそうだが。

『何で当たんない』

『やっぱり連携しないのか、だからいい的でしかない』

『ふざけるな、言ってろ』

 向こうも押されているようだ。

「と言うか無線繋がりすぎたろう584どうなってる」

『すいませ………ま変更し………きゃあ』

「おい」

『隊長攻撃を受けてるっす、今支援は』

「了解、595ちゃんと振りきれ」

『分かってるっすよ』

 無線はこのままらしい、こちらは手動で切り替える暇がない。

『よく避ける』

「はぁはぁはぁ、まだ生きてる」

『その声どこかで聞いた機が』

『104お前もか』

『今』

『ええ、前の大戦中に』

『………………………あぁナカイ少尉か、けど戦死されたんじゃ』

「生きてるよ」

『えっ本当にナカイ少尉』

『お久しぶりです』

 そう言いながらも攻撃は止めない、まぁこちらも止める気はないから関係ないが。

『571どういうこと、あなたは敵と内通をしてたの』

「内通してたらこんな事態になってねぇよ、くそっ」

『当たらない、リロード』

『ならあなた達も』

『よそ見をしている余裕はないぞ』

「あぁくそっめんどくせぇ」

 戦闘は圧倒的に不利で推移していく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ