要塞1
『ナカイさんおきてください、新しい任務が来ました格納庫に向かってください』
そんな声で目を覚ます、パイロットスーツのまま寝ていたようだ。
「ああくそっ、寝た気がしねぇ」
そう呟きながらも体を起こし、急ぎ格納庫に向かう。
「隊長」
「悪い遅れた、で任務は」
「はい、要塞攻略の為に敵の背後に回り込み暴れろとのことです」
「またワナとかは」
「今回は大規模な作戦なので、すぐにやられたとかはないかと思いますが」
「それならいいんだけどさ」
「要するに囮になれってことでしょう、たくさん殺せるわね」
「………はぁ、で整備は」
「ギリギリです、弾薬はまだあるのですが修理部品が交換した後のがないです」
「補給申請は」
「それが」
「それが………まさか」
「今回の任務終了後、後方の基地に移動で休暇でそうです」
「いやっほー」
「タナカ少尉」
「はっ、申し訳ありません」
中尉に怒られてしまうが、今回の任務を成功させれば、休暇が貰えそうだ。その事だけで嬉しくなる。
「なら最低限を残し持てるだけの装備を装備させてくれ、弾は消費しないと勿体ない」
「いいんですか」
「囮なら派手な方がいいだろう、そっちの方が成功率が上がるし。後後退するときは破棄しちゃっても補給は受けられる」
「そうですね」
「それで敵は」
「それは、その…………これを」
1枚の写真を見せられる、そして絶句する。
「それでオペレーターこれは何かしら」
「休暇要らないから命令拒否しいたいんだが」
「無理よ」
「だよね、ははは」
乾いた笑いが出る、その写真には特徴的な黒い機体と青い機体、そして見た目が少し違う機体がが写し出されていた。
「敵は化け物かよ」
「化け物何よそれ」
「先の大戦で活躍した兵士」
「前の大戦、ああおねえちゃんに教えてもらったあれね」
「ナカイさんまだ戦うと決まったわけではないですし」
「そ、そうだよね」
一度だけ1対1で戦ったが、向こうはボロボロだったのにギリギリで負けた、つまり普通に有ったら、確実に3分以内に撃墜される自信がある、と言うか3分も持てば奇跡だ。
「で、でさあこのみたことない機体は」
「それが二式カスタム機のようですね、それ以外はちょっと」
「そっか、で作戦開始は」
「半日後です」
「それでこの機が到着するのは」
『丁度13時間後っす』
「遅れてるんだが」
「それで構わないとの事です、そちらの方が奇襲になるだろうと」
「そっか、なら10時間休憩その後任務を開始する。総員解散」




