騎士
「んで原隊復帰か、死んだのにな」
「みたいですね」
「傷も癒えてないしな」
今は元の国に戻るための機内の中だ。さっき言ったように死んだはずの俺たちに原隊復帰するように命令が来た。その為に病院から無理矢理退院させられ、予定をこなし、帰国させられている。
「しかも何だよ、内乱って」
「軍の一部の反乱みたいですね」
「ナカイ隊長はどちらにつかれるのですか」
「いや本隊がある方じゃない、そんで反乱理由は」
「なぜ軍拡するのか、戦争反対って言う平和派と軍拡をして戦争をしようって言う戦争派に別れていますね」
「その2つで戦争かよ、戻りたくないな」
「なら戻らなければいいのでは」
「仕事だから仕方ないだろう、これでも兵士だし」
多分戦争派に所属することになるだろう、まあどちらについたところで内乱に参加するのは決まっているが。
「ああ、やってらんねぇ。まだ撃たれた傷は癒えてないし」
まだ左肩には包帯が巻かれている。
「肩だけならいいじゃないっすか、俺なんて背中っすよ」
「お前のは半分以上衝撃だったじゃないかよ」
サトウは俺達が上に上がった後に更に何発か当たっていたのだが、そのすべてが防弾ベストやらそれに付けていた装備品に辺り防げていたようであり命に別状はなかった。
「けど上ってきたら血まみれになったナカイ隊長を見たときは胆が冷えたっすよ」
「まあそうだよな、そう言えばトワ達はどうだったんだ」
「どうだったとは」
「いや戦闘の様子とか」
「基本的に逃げに徹してたので、ですが1機行動不能にすることに成功しました」
「すげぇな」
「それでナカイさん任命式はどうだったんですが」
「どうだったて、話聞いてシルビア女王から剣受け取って終了だよ。人も少なかったしあんまり緊張はしなかったな」
「けど隊長が騎士っすか」
「なんか王族同士の決闘で代理するには騎士でないとダメらしいから、遡って騎士って扱いにする必要があったかららしいぞ。まっ騎士と言っても名誉騎士らしくて権限とかはないけどな」
ついでに言うとどこかの騎士団に所属したりもしていないので部下もいないと言うことになっている。更に言えば特に給料が出ると言うこともないようだ。
「ナカイ隊長ヘルムート王子はどうしたのですか」
「宰相になってたぞ、苦笑気味だったけど」
死ぬか王になるかで迷っていたのに宰相になった為だろうか、苦笑いをずっとしていた。
「しっかし剣なんか渡されても困るよな」
「ああ、それで戻ってきた後揉めてたんですね」
「まあ、王国にいる間は帯剣するで落ち着いたんだけどな」
その為に剣は向こうに預けてある、もう取りに戻ることはないだろうが。
「よしじゃあ寝るか、着くまで時間があるし。まあつかなくてもいいんだけど」
王国での任務が完了した。




