豪雨2
「それでなんなんですか、シルビア王女」
『そのなんじゃ、ナカイは戦うことは怖くないのか』
「戦うこと、怖くないわけないじゃないですか」
『ならどうして戦えるのじゃ』
「仕事ですし、って何でこんなことを」
『それはじゃなあ、前にクリス達に聞いたときは、皆妾を守るために戦えるから怖いとも思わないと言ったんじゃ。じゃが妾が実際に襲われて巻き込まれた今、どうしようもなく怖いのじゃ』
「はぁ」
『ただでさえ、妾の兄上も姉上も1番上のヘルムート王子を除いて皆戦乱に巻き込まれて亡くなっていて、戦争に反対してたたのじゃ、何でそんな妾がテロに巻き込まれているのじゃ。なあどうしてなのじゃ』
「知りませんよそんなこと」
『な』
「けど、誰だって巻き込まれてしまれてしまうことがあるんじゃないんですか」
『妾だけじゃないのか』
「そりゃあそうでしょ、今回のパレードに来た人だって巻き込まれているわけですし」
『それはそうなのじゃが』
「それに初め怖い怖い言ってましたけど、みんな怖いです。俺なんて敵に遭遇したら生身ですよ、戦車なんかと会ったら即ミンチですよミンチ」
『ミンチって』
「踏みつけられて、死体も何も残らないでしょうね」
『ナカイはどうして、どうしてそんな恐ろしいところにいれるのじゃ』
「そりゃあ仕事、ループしてるよ」
土砂降りの中にいたせいなのかは知らないが、支離滅裂で失礼なことをいっているような気がする。
「ですから、もっと安全なところで仕事させてくださいよ、誰だってそう思ってますよ」
『なら妾がクリスに』
「今じゃなくて、いつかでいいんですよいつかで。そしてそれは兵士だって誰だってそう思ってますよ。………何言ってんだ俺は」
完璧に支離滅裂だ、無線を元に戻して休憩をさせて貰おうと無線に手を伸ばす。
『なら、なら妾は』
手を止める。
『のうナカイこの無線を元に戻すことは』
「それならG3に言ってください」
『分かったのじゃ』
手を伸ばし無線を元に戻す。
「なあチ」
『のうクリスこのまま王都へ行くのじゃ』
『王都ですか』
『そうなのじゃ』
『可能…ですが』
『分かったのじゃ、なら……いや待つのじゃこのまま妾の騎士達の元に戻るのじゃ、そしてそのまま王都に向かい王座を奪ってやるのじゃ』
『………ナカイお前は何をシルビア王女に吹き込んだんだ』
「吹き込んだつもりは」
『ならなぜ、シルビア王女が』
『待つのじゃクリス、これは妾自信で考えたことなのじゃ』
『全員休憩、この雨なら少しくらい大丈夫だろう』
『こちらG2機内に待機し周辺を警戒しときます』
『了解した、でG1はこちらに来てくれ話が聞きたい』
「ははっ、了解です」
休めそうになさそうだ。




