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28 今後の方針

お久しぶりです。時間があったので投稿しました。

瑠璃の占いは終わり本題に戻る。


「美羅さん、本日は占って頂きありがとうございます」


「いえ、探し相手が見つかってよかったです」


まさか俊治だとは思わなかったが。

占いが終わり美羅がホッとしていると久が


「では瑠璃さん、婚約の話ですが……」


「ええ、破棄していただいて結構ですわ」


瑠璃はあっさり承諾した。


「ええ! そんな簡単に決められる事じゃ……」


「美羅さん、問題ありません。元々この婚約は私の強い要望でお願い

しただけですから」


久が養子である事が香蘭氏家に漏れているはずだが、それはどうするのだろう……。


「久さん。私、良い考えがありますの。後でご相談させて頂きますわ」


「分かりました」


瑠璃に何か考えがあるのだろう。この場では話せない為、

後で二人で折り合いをつけるようだ。

瑠璃と久が二人で話をしていると陽子が


「ねえ、忙しいところ悪いのだけど、久君。あの件はどうするのかしら?」


「ああ、そうでしたね。陽子さん。少し待っていただけますか」


「まあ! 陽子さんだなんて、夢みたい……」


陽子は一体何をするつもりなのだろうか。美羅は嫌な予感しかしない。

瑠璃はこの後予定がある為、先に帰宅する事になった。


※※※


全員で屋敷の入口に向かっていた。先頭は久と瑠璃、その後ろには

俊治と陽子、最後尾に美羅と晶子の並びで歩く。

美羅は瑠璃と久が二人で話をしている様子を後ろから見て


「はあ……。どうして婚約破棄しちゃうのかな。家柄で考えれば

かなり良い縁談なのに」


美羅が、ため息をつく。すると晶子は


「それは、ねえ……。決まってるじゃない」


珍しく晶子が真面目な話をする。


「久君は、他の人が知らない情報を知る事ができる美羅をどうしても欲しいと

思っているはず。婚約者がいるといろいろ行動しにくいし」


「……」


「あと、自分の手元に置くことで美羅の安全を確保するのもあるかな」


「……そうならないように気を付ける」


久と晶子は二人でいた時に美羅の事で話をしていたそうだ。


「それに、無理やりくっつけておかないと将来が心配だしね」


「私は、一人で生きるつもりだけど……」


「それだとつまらないから、ダメ!」


「はあ……」


こうなると、晶子を説得するのは難しそうだ。

二人で話をしていると、陽子と俊治が後ろを向いてきた。


「あら美羅。久君の事は心配しないで。お母さん達が協力するから」


「そうだぞ美羅。まずはあいつをどうにかしないと……」


意味深な発言に、美羅が追及しようとしたが、その前に出入口に到着した。


※※※


「本日はありがとうございました。皆さん。またお会いしましょう」


瑠璃は丁寧にお辞儀をして車に乗り、久の屋敷を後にした。


「さてあとは、あいつがいつ帰ってくるかだな」


久は何やら別の計画があるようだ。


「え、私帰りたいな……」


美羅が帰ろうとすると、


「駄目よ美羅。お母さん、美羅の為に頑張らないといけないから、ちゃんと見ててね?」


「お母さん? 一体何をするつもりなの?」


嫌な予感しかしない。


親子で話をしていると、一台の車が屋敷に入って来た。

美羅は運転手と目があった瞬間、背筋がぞっとした。

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