Ⅲ章のチラシ裏。
再びのお茶濁しです。
一応、Ⅰ・Ⅱ章でもやったので、お約束というところで。
続編は・・・書くかどうかまだ悩んでます。
~Ⅲ章の主要な登場人物~
・オリエ
約10歳前後で、限りなく銀に近い灰色の髪と瞳。
本編Ⅲ章のヒロイン。
ちなみに身長は本編で一番小さい。
奴隷制度が姿形を変えて行われてきた"役売り"の犠牲者。
その為、同年代と比べても一回り小さい体で、発育不全気味。
奴隷制度を厳罰化せず、野放しにしていた責任の一端は自分達王侯貴族にあると考えたアルム。
罪悪感からか偽善と理解しつつも、彼女を正規の手続きて身請けし傍に置く事に。
喋る事が出来ないという障害を持っていた。
アルムは彼女がロクな食事を与えられなく発育不全の原因はそこにあると考えていたが、実際はそうではなかった。
強力な術使いである彼女は、言葉を喋る事を封じる事で自分の能力を制限・封印していたのだ。
強い術使いであるところの、相手の思考能力を看破する力を持ちアルムが他の人間達とは違うと感じた彼女は、アルムに次第に心を開く。
本編終盤では、アルムを助ける為に忌み嫌っていた力を解放する。
アルムの妹になるか娘になるかの選択を与えられていたが、さて果たして彼女はどちらを取るのだろうか。
名前の由来は、某精霊・某水晶の姫から。
・アイシャ姫
約20~22歳前後。 金髪・金眼。
アルムより年上の設定で、身長も彼女の方が高い。
ヴァンハイト皇国の北西に位置するクロアート帝国の姫様。
姫といっても、下級貴族・傍流と本人は言っている。
常に国色である真紅の服をその身にまとっていて、喋り方はお嬢様そのもので物腰丁寧。
当然、お嬢様のご多分に漏れず(?)世間知らずなせいか、時折ズレた発想や物事を理解をしている事がある。
本編では、武道の嗜みもあるようで、真紅の鎧と長大な斧槍を振るっていた。
武器を手にすると、それまでの丁寧語から大会系の如き尊大な言葉遣いに変わる。
ちょっとした精神分裂状態である。
本編ではアルムに興味を覚え、身分を度外視して彼に教えを乞う場面がある事から、貴族の割りには謙虚なのかも知れない。
Ⅲ章の物語の渦中の中心にいたにも関わらず、アルム以上に何も出来なかった彼女。
果たして、彼女は今後どのような道を歩むのだろうか。
また傍流と言えども、自分の近衛師団のようなものを持っており、そのメンバーはほぼ全員女性。
そのノリについていけなかったアルムは、ちょっぴり・・・いや、大分引いていたが。
アイシャ姫の名前の由来は、金髪に馬鹿力の騎士という流れから、某漫画の王女騎士から。
・マール
亜人類リス科リス目。
・・・嘘です。
茶色の毛並みと丸い耳。
そして茶色の眼を持つ、亜人。
この世界の亜人とは、獣人と人との相の子を指す。
外見的には獣人と変わらない為、それを区別するための呼称である。
亜人が他の獣人と違うのは、一定以上の年齢や成長に到達すると分化という現象が起き、どちらか一方の種族の血が濃く出る。
これによって、人より強い力を有したり、獣人より高い知能を発揮したりする。
総じて、人間よりも高い能力の場合が多く、各国が重用したがる種族の一つ。
これだけを挙げると、人間よりもう上位の存在で社会の頂点に立ちそうなものだが、そうはならないのには理由がある。
出生率が異常に低いのである。
もともと能力の異なる種族との混血である為、妊娠する率が極端に低いのだ。
これにより、この血統はますます各国にとって非常に貴重な存在となり、本編ではそれが争いの種にすらなっていた。
マール君自身は、誰かの庇護のもとに生きていくしかない閉ざされた社会・未来を嫌っていた。
それが本編での悲劇を呼ぶ事に・・・。
果たして、その意志はアルムに引き継がれたワケであるが。
ちなみに可愛く見えても、マール君はれっきとしたオトコノコです。
名前の由来は、昔、人形劇でちみの弱虫のマールってヤツがいたから(ヲイ)
・ラスロー・フォン・セルブ
藍色の髪に同色の瞳。
別名おかっぱ王子。
きっとちょうちんブルマのようなかぼちゃぱんつ(白)が似合うのだろう(ヲイ)
セルブ王国の王子。
王侯貴族の義務をしっかりと理解したうえで、"民は良き王に導かれてこそ"という信念の下、各地から優秀な人材を引き抜いていた。
ある意味で選民主義者、ある意味で貴族の義務を完遂しようとしているとも言える。
本編では、ラスロー王子は途中から偽者と入れ替わっていたのだが、当然偽者も本人の真似をしていたワケで、この考えは本物のラスロー王子の考えでもある。
同じ王子でも国王を目指す青年と、誰からも省みられない第二皇子との差がここまであるのかと、アルムの考え方を見直させるのに一役は買っていたと思う。
ちなみに本物は、もうちょい短気で厚顔不遜である。
当初は、もっとどうでもいいキャラだったので、ちょろっと出るくらいの予定だったが、まさかこんな風に絡んでくるとは思わなかった、ダークホース。
ぶっちゃけ、オリガさんの方に力を入れてあげたかった。(ヲイヲイ)
ちなみにセルブ王国の国色は白。
祭っている神器・使用する武器は、細剣・刺剣である。
・オリガさん
茶髪に同色の瞳。
頭の斜め後ろ辺りの両端を三つ編みにそれを更に後ろで一つを束ねるという、本編で一番複雑な髪型をしている。
これはやはり侍女は、オシャレをする範囲が少ないからであろうか。
ラスロー王子付きの侍女で、クールビューティー。
きっと眼鏡が似合う事だろう。
侍女と言っても、王子付きの時点で彼女も貴族の系譜に名を連ねる一員。
普通、王族の侍女・近衛兵は貴族や熟練の兵士がなるもので、アルムの場合は例外中の例外である。
彼女は幼い頃から王子付きの侍女になるべく教育を受けており、侍女だけでなく貴族一般の礼儀・作法もマスターしている。
それくらい優秀でないと、王位継承権のある人間の傍にはいられない。
本編では名乗っていなかったが、恐らく貴族姓も持っている事だろう。
ちなみに年齢は、ラスロー王子・アルムより年上。
本編では、セルブ側で唯一、真実を知っていた人間。
もっと彼女が周りに心を開いて、アルムを味方だと認識していれば結末は変わっていたのかも知れない。
たが、裏で必死で立ち回り、アルムに絶妙なタイミングで放つ一言で事態を動かしたのは賞賛に値する。
名前の由来は、某銀髪のファンタジックなチルドレンが登場するアニメから。
・リディア・シ・セイブラム
金髪・紫の瞳。
セイブラム法皇国の枢機卿。
前回のチラシ裏で紹介したが、法皇国は宗教国家といっても思想国家であって確固たる神を崇拝しているワケではない。
また神器としての王錫を継承し続けているが、直系というより国中に広がった一族の血が濃く出ている者が神器を継承する。
主に神器のレプリカを扱える者や一定以上の修練を修めた者が枢機卿として国に仕えるのだ。
セイブラムの名は枢機卿全員が名乗る称号のようなものと理解するといい。
その中から合議によって国の代表である法皇が選出される。
神器が使えるか否かは、この場合特に問題ではない。
とてもおっとりとした口調と性格で、Ⅲ章の施設創設を実行している責任者。
ちょっとした妄想癖の持ち主で、一度うっとりしてしまうと滔々と語りだしてしまう。
術使いとしての資質に恵まれていて、魂の性質を観測するなどの術を披露している。
魂の資質を観測できる強い術使いである代償として、対象者の強く思考している事を読む力を持つ。
尚、思考を読む力は本人の意思とは関係なく常時発動するもので、強い術者は誰でも少なからずその力を持っている。
シルビアやオリエが、本編でアルムの思考を読んでいるかのように先回りした行動に出ていたのも、この力である。
また美しい金の髪と口調がシルビアを彷彿させるが、彼女曰くシルビアは"遠い親戚のようなもの"であるらしい。
アルムの心を読んだ事で、早くから彼の正体に気づいていたであろう彼女。
果たして、これからの出番は如何に。
ちなみに名前の由来は、決して緑髪のロリからアダルトタッチに大変身な召喚士ではない。
姓は、某完結記念、愛と平和のガンマンが出てくる漫画のある意味ヒロインの名から。
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