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花束と笑顔を皇子達に。  作者: はつい
第Ⅲ章:黒の皇子は世界を見る。
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Ready! 皇子はついに動き出す。【後】

 ・・・まとめに入ろうじゃないか。

外出した際に出くわした追撃者をある程度まで痛めつけてから数日が経った。

オレはつとめて何事も無かったかのように装った。

そんなオレの態度を察してかどうか知らないが、オリガさんは何もオレに聞いてはこず、彼女も普段通り。

原因の半分はセルブ側にもあるからだろうか?

ラスロー王子が何も言ってこなかった所をみるとそうなのだろう。

彼女も相当に律儀だ。

王子に話したら、彼の性格上、更なる引き抜き工作をし始めるかも知れないしな。

そんな泥沼は御免こうむりたい。

オレが無傷なのを見れば、相手もそれなりに考えるだろうしな。

諦めるなり、次の手を打つなり。

問題はミリィやオリエに被害が及ばないかどうかだが、それをしてしまえば外交問題にも発展しかねないしな。

無駄に労力を使う事にはなったが、それで見えてくる事もあったし、ちゃんと外出の目的も達成していたから、上々だ。

ムカつくのが、仕返しをしようにもそれもまた外交問題に発展してまうという事だろうか。

いっそ、邪魔するヤツを暗殺して逃亡すれば・・・とも思ったが、出身国と推薦人は本物なのでダメだ。

ちなみに外出の目的は、オリエの装飾品だ。

銀色の腕輪。

手首ではなく、二の腕につけるやつだ。

素材は、何となくシルビアと同じにした。

これも縁なのかなと思ったからだ。

一応、シルビアの指輪は彼女に預けたままだが。

そのお礼かどうかはわからないが、翌日の夜には先生に借りた本の内容をまとめたものをオレに渡してきた。

「・・・完全に文官としての能力は負けたな。」

 完敗だ。

そんな事もあって、ここに来た目的の大半は完了して、あとはシルビアの事だけとなった。

が、別の心残りが出来てしまったので、今回みたくまとめに入ったと。

「クロアートとセルブか・・・。」

 もし、目的が両国の開戦だとしたら。

一番最初の事件はクロアート側の犯行の確率が高い。

「自国の貴族を殺すワケにはいかないもんな。」

 施設の中庭で思考するのも定番になってきたな・・・とりあえず横になろう。

「どちらにしても開戦の文句にはなるか。」

 塗ってあったのが毒でなく、痺れ薬だったのが余計に。

「それにあのオッサン・・・。」

 力尽くで出てきたところをみても、そういう実力行使とか画策するのが好きそう。

その中でオレが出来るコトは・・・。

・・・あぁ、やっぱり暗殺が一番簡単。

・・・。

はい、却下。

一瞬くらい考えたっていいだろう?

「と、すると・・・やっぱりアイシャ姫を亡命させてやりたいな。」

 姫を半ば人質にとるというカタチになりそうだが、ヴァンハイトまで相手には出来ないだろう。

それこそ、あのオッサンが回避したい"挟撃"という方向性になる。

必然的に交渉に入るだろう。

あとはゴネている間に亜人達の問題をどうにかする。

移住なりなんなりでだ。

「いや、何も亡命先はヴァンハイトではなく、セイブラムでもいいのか・・・。」

 彼女を開戦の道具という位置から遠ざければ、少なくともこの施設が戦争の発端になるという可能性は減る。

何だかんだ言って、この施設の主旨は素晴らしい。

「そうか、セイブラムか。」

 地形を考えれば、両国ともヴァンハイトかセイブラムと同盟ないし、不可侵条約を結んでおきたい。

セルブの場合は包囲網をしけるし、クロアートにしたって新たな補給路を作れる。

「これは断然、兄上の振る舞いが大事になるか。」

 姫を道具に使うよりも利益が多いと見せかけられれば・・・んまぁ、やれなくはないだろう。

オレは早速、悪だく・・・もとい作戦を練った。

まずは、うまくクロアート・セルブの両国が喰いつくような話題作りからだ。

まとめです。(苦笑)

今回で、Ⅲ章も終盤にさしかかります。

2時間ドラマで1時間20分経過後のまとめ兼次のヒントを見つける辺り(苦笑)


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