革命
フレデリカはすぐさま印刷と製紙の魔法が使える者を国中から集めた。
素材はどこにでもある。
紙を大量生産、楓が作った図形を印刷してゆく。もちろん敵に渡った時用に印刷封じを掛けておく。
一日の終わりに楓の作った元図を焼却して終わる。
ペーパードライブの普及で魔力は高いが魔法が使えない、半端者と呼ばれていた人たちが活躍し始めた。
一般人も最低限の魔力さえあれば使える魔法が多い。
一部の魔法使いは職にあぶれたが、ほとんどの者は逆にペーパードライブのおかげで新たに使える魔法が増えた。
大量生産された魔法は9つ
光源
魔力を込めただけ光り続ける玉を召喚する。魔力が切れると玉は消滅する。
送風
風を作り出す。向き強さの調節は可能。常温、冷房、暖房、冷凍、と四種類アリ
浄化
下水を綺麗な水にすることが出来るようになる。
吸収
大気中にある魔力を土に戻す。植物は大地の魔力を吸って成長を促進する。
土操
地面に穴を掘ったり。地面を平らにしたり。することができる。
軽量化
魔法をかけた物を軽く出来る。生き物は不可能(生えている木は×切り倒した木材は○)
防御魔法(結界)
集落や畑に野生動物が入ってこないようになる。
治療魔法&女神の治療魔法
王家が管理して一般民衆に広く普及させた。
農家には吸収と土操と結界が、鉱山には光源と送風と土操が、商人には軽量化と送風(船を使った商人)が、飛ぶように売れた。
貴族や娼館裕福な人物の奥様方には女神の治療魔法が飛ぶように売れた。
ペーパードライブによって水路建設に始まり、整地、開墾が今までの数倍の速度ですすんだ。
商人の運ぶ量が増え国内の物資の流通が捗った。
閉山された鉱山が開かれた。
野生動物の食害と襲われる住人が減った。
吸収の魔法のおかげで休耕地を作る必要が無くなった。
治療魔法のおかげで赤ん坊が死ななくなった。
浄化の魔法で流行り病がほとんど起きなくなった。
三年の月日が流れた。
この国は毎年少なくない数の赤ん坊と飢餓と疫病で大人が死んでいた。
だがこの三年間はそれがほとんど無くなっていた。
死ぬ数よりも産めや増やせやで人口の増加を補ってきた。
この生活革命で食料の生産量が爆発的にあがったため人口増加に簡単に耐えられた。
この三年で楓はペーパードライブに新たな改良を加えた。
一人ではなく数人で一つの魔法に魔力を流すことが可能になった。
つまり必要魔力が高くて魔力の高い限られた人にしか使えなかった魔力を数人で協力して発動させることが出来るようになった。
三年で一回だけ覇王の軍の侵攻があった。
それもペーパードライブによる雷の魔法の連射で戦闘にすらならなかった。
戦場で死なず、疫病で死なず、飢饉で死ななかった大人たちが大量にあふれていた。
そして時が起てば子供も大人になる。
土地が足らなかった。
彼らが目指したのは人類の地の奪還
総大将をフレデリカと妾、将軍を亮で40000の軍勢が出発した。
さぁ反撃だ




