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サバゲー番長異星転生  作者: 龍に本
第三章 サイボーグ戦士 誰が為に働く
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三島由紀夫が書いたクトゥルフ

「飯にしようぜー」



「弁当有るか?」



「パン買おうぜ」



「店で食おう」



深きものども工員らが弁当、パン、外食なら、

食堂は無い様だ。



「そういや今の俺の食事何!?

義体に充電か!?

空腹感は無いが…」



『電池や動力炉はニャい!

その義体は大気中の理力吸収するから、

壊れない限りずっと動くニャ~

パソコン、工業機械、電光剣もそうだニャ』



「すげえ!戦闘力無くて地味なのに、

技術すげえ!」



『因みに長くんのその義体、

学術征服用摂理義体てニャ前だニャ♪』



「無駄に格好良い…」



学術はクティーラ博士が、

大学から持ってきたからだろうが、

征服出来るのか?


摂理は一応神である、

クティーラ博士言いなりだからか?


そもそも俺は地球では将来、

エアガン関係する企業に、

勤めたいとも思っていた。


ルルイエ水産はVRサバゲーで、

一応関係するのか?


宇宙とか旧支配者とか、

予想より派手な将来なったが…



「なんか情報量多くて、疲れたな…」



『だからその義体は、

理力で動いていて、

保存容量もいっぱい有るニャ』



「精神的にて意味だ!

動くならこの昼休みは、

外を散策するか…

ルルイエ水産の外も気になるしな」



『良いニャ!案ニャいするニャ!』



こうして俺は、

ルルイエ水産敷地から出てみる事にした。


そしてふと、

宙に浮く妖精甲ちゃんを見て思った。



「しかし今の甲ちゃんの姿可愛いから、

男の子の俺より、

女の子の周り飛んでた方が、

似合う様な…」



『気にするニャ!ノンバイニャリーだニャ』



「意地でもニャと言いたいんだな…」



ルルイエ水産門を出ると、

直ぐ水平線広がる海岸が有る。


そもそも水神ばかりだからか、

防波堤の類いは無い様だ。



「海も空も青くて綺麗だが、

太陽が三つも有る!?

暑い!だが潮風気持ち良い‥


温度と触覚センサーは有るが、

痛覚無いのは、

都合良い義体だなあ‥学ラン脱ご…

汗無いしオーバーヒートしちまう」



『綺麗でも海で泳ぐのはダメだニャ!

耐水性もまだだニャ』



「泳ぎたいとは言ってないだろ!

上着しか脱いでない!

冷却水連想したのか?

海と脱衣でAIハルシネーション起こすな!」



しかし深きものども漁師や海女は、

素潜りばかりで漁船無いのか‥

さすがは海の眷属!


クトゥルフ小説のインスマス港は、

ジメジメして暗かったが、

ここは潮騒の歌島かの様な健康的逞しさ!


ラブクラフトでなく三島由紀夫が、

書いたかの様だ…



「おっ!地球の坊主」



「この前のサバゲー、

凄かったな!」



「ははは…どうも」



ラブクラフト作品の漁師なら、

網の手入れしながら、

こんな気さくに話しかけない。



地引き網引っ張っている漁師らも要るな…

ソーラン節に限らず世界的に、

漁師は独自の熱い歌を唄うが、

インスマスならあの「ふんぐるい~」な、

呪文だろうか?



「インスマス!ファイトー!」



予想よりシンプルだった…

普通に考えて複雑な呪文では、

そうそう力出ないか…



「それと甲ちゃん、泳ぎはしないが、

あの地引き網なら俺したいが、

この義体で参加出来るのか?」



『え?色んなとこ外れるから、

それはちょっと…』



語尾に「ニャ」キャラ付け忘れマジレスとは、

相当タブーなんだな…

今の俺まるで素組みプラモだな‥


こんなデリケートな義体で、

本当に学術征服なんて出来るのか?



海はこの辺にして、

陸地をみてみよう…


山上に神社が有って、

屋根瓦の住居が複数…

日本の漁村と変わらんな!


店はばらけていて、

コンビニは見当たらないな…

漁師食堂がうちの従業員も、

並んでいる‥


コンクリートのルルイエ水産工場が、

島で一番大きな建物だな。



何か船屋みたいに、

古民家とガレージ一体化した様な、

家も有るなあ‥



「全体的に和風だが、

酒場だけ西部劇ぽいな、

夢見亭て屋号か‥クトゥルフぽい‥」



『お酒気にニャるかな?

未成年だから飲んじゃ駄目だニャ!』



「建物の話しただけだろ!

またAIハルシネーションするな!

そもそも今の俺の体では、

大人なっても飲めないだろ‥」



『機械の体でも、

飲めるメニュー有るだニャ~♪』



あ、また勿体ぶるパターンだ、

明らかに俺を酒場に、

誘導したい様だな‥


面倒だし休憩時間終わるから、

深入りは辞めよう‥



『あぁそれと、

私は用事が有ったから、

一旦バイニャら~』



「おい!午後からの仕事分からん!

まだ説明してくれ」



『午後の仕事はだいたい、

午前と同じだから大丈夫ニャ、

もう教える事はニャい!

またニャ~♪』



そう言うと妖精甲ちゃんは、

少し離れてからボンと、

煙と共に消えた。


それから午後の仕事は、

特に書く事ニャく、

確かに上手くやれて終業した。



「やはり体の疲れは無いが、

心はドッと疲れるな…

タイムカードは自動みたいだな…」



「番くん♪良いの有るよ~」



クティーラ博士に、

先ほどの研究室連れてかれたが、

VR空間戻る論調ではなさそうだな…



俺が起動した台座横に、

似た台座が並んでいて、

そこには見慣れた姿が…



「ふぅ~私も物理的に来たぞ」



「甲ちゃん!?

甲ちゃんも学術征服用摂理義体を!?」



「いや、これはAIの甲ちゃん用だから、

学術電脳用易神友機だよ」



違いは分からないが、

これまた名前だけは凄そうだ…

また旧日本軍みたいな漢字並んでいる型式…


易神は十干だからだろうが、

友機てのが特に良いな。



「何だジロジロ見て、

今の私の美しさに惚れ直したか?」



「いや甲ちゃんは綺麗より、

かっこ可愛いだが、

その姿でも語尾にニャ付けてくれないか?」



「嫌だニャ!」



「付けてくれるのか…」



「キャラ付けより長くんの、

初勤務祝いと物理現実復帰祝いに、

夢見亭で飲もうぜ」



「まじ酒場行きたいんだな…」



「私が奢ってやるよ」



宇宙の酒場でサイボーグの俺が、

ロボット娘に奢られるのも、

凄い状況だなあ…

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