修行 その三十 神子 祝福の花冠
いつも、つたない作品をお読みくださいまして、ありがとうございます。
m(_ _)m
これからも楽しんでいただけると嬉しいです。
ザザちゃんと二人で照れ笑いしていたら……ザザちゃんの頭にのせた花冠が急に光り出したの!
不思議に思って見てると、自分の頭の上からも光が見えてるから、これってザザちゃんがくれた花冠も光ってるのかな?
まわりのお姉ちゃんたちは驚いてるし、ザザちゃんも目を丸くしてビックリしてるし、メルルも最初は驚いたけれども……すぐに理由が分かって安心したの。
だって、花冠から感じる気配はパパとママの神気だったから。
オデットお姉ちゃんも、メルルとおんなじでママたちの神気を感じたのかな? 光が収まるとニッコリ笑って教えてくれたの。
「メルル様のご両親であられる月神ルーナラーナ様と愛護神ミルラーナ様からの贈り物のようですね。その花冠はお二方の祝福が施されたようです。メルル様、ザザちゃん、大切になさってくださいね」
ザザちゃんの頭の上にある花冠は、なんだか新しくなった感じ。
もちろん摘んだばかりのお花で作ったけど、それでもねじったり結んだりしたから、少し萎れてたの。
なのに、今の花冠は地面に生えてた時と同じくらい……ううん、それよりももっと瑞々しいの! お花さんも元気いっぱいね!
パパとママはどんな祝福をくれたのかなぁ。
神眼で見てみよっと!
『友愛の花冠 神の子とその初めての友がお互いのために作り、捧げあった花冠。月神の祝福で永遠に枯れない花冠となり、愛護神の祝福で互いを想い合う友情の証として、二人が同時に花冠を身につけている時、双方向で念話が可能となった。ただし、二人が子供のうちは一日一時間の使用制限がかかる』
すごい!
この花冠をつけていれば、いつでもザザちゃんとお話できるのね? やったぁ!
ありがとう! パパ、ママ!
『うんうん。どういたしまして!』
『よかったですね、メルル。ただし、大人になるまでは一日一時間までにしておくのですよ? きちんと節度を持って使うのです』
うん! 分かったの!
お勉強とかおトイレの時とかに、急に話しかけたりしたら迷惑だもんね!
でもでも、せっかくだから試してみたいなぁ。
今なら、ちょうど二人でつけてるし。
もしもし? ザザちゃん、メルルの声が聞こえる?
「!? しゃべってないのに、めるぅちゃんのこえがしゅる!」
あはは、ビックリさせてごめんね?
パパとママが祝福してくれたから、この花冠をつけてると心の中でお話ができるようになったの!
一日一時間までだけど、これで離れても毎日お話できるね!
そう言うと、ザザちゃんも心の中で『わぁい!』と大喜び! うんうん、嬉しいよね!
あっ、ついでにザザちゃんも神眼で見ておこうっと。さっき、メルルから神気が流れてたから、何かあるかも。ワクワクしちゃうね!
甥っ子も、天に任せるお堂のス◯ィッチは一日一時間までのようですが、なにかにつけて延長しようと画策します。キッチンタイマーで1時間計測するんですけど、母親がいなくなった隙にストップしてタイマーを隠したり、ロスタイムを主張したり。
他の部屋にも時計はあるんだからバレバレなんですけどね。^_^




