表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/27

目的なんだったっけ

一日中遊び(買い物)して回り、やっと帰ったのは夜でした。

戦利品を持ったまま伊予ちゃんの部屋に行ったら、帰りが遅い事を心配した天龍さんが待っていました。

「……そして、結局服は買わなかったと」


「え?」

「えっ!?」

言われてみれば、私の服を買いに行ったのでした。

すっかり忘れてました。

伊予ちゃんの普段着とか、伊予ちゃんのドレスとか、伊予ちゃんのコスプレしか買ってなかったです。

あ……あと、一応私のアクセサリー?(部隊章ってアクセサリーで良いのかな?)


「……っと、そんな訳でスズ姉!」

は、はいっ!なんでしょうっ!?

「服は自分で用意してねっ!」


「あ、うん。それは良いんだけど……ノーヴのデザインに合わせた方が良いとか有ります?」

ドレスコードとかも有るだろうしね。

日本で言えば……ちゃんとした正式な着物はOK、リクルートスーツ程度はダメ。とか。

第○種礼装で全てがOKな所だったから、あんまり私も詳しくないんだけど……。


「あまり奇抜な服装はご遠慮願いますが、『カムイ』の方々の正式な礼装は基の世界に準じます。どこの国の『導き手』であろうと、他の世界から来た方に私達の世界の服装は強要しません」

基の世界準拠ってコトは礼装で良いかな。

後で練成しておかなきゃ。

「スズネさんは練成魔法?具現化魔法?で作りだせると思いますが、出来ればこちらの世界の職人に作らせて下さい」


「異世界のファッションを習熟するため。ですか?」

この世界の人に作ってもらえば、デザインや製法が伝わるからね。

まだ伝わってない技術なら、それも『カムイ』の功績に……ってことかな。


「あぁ、そのようにも取れますね。単純に、『身に付ける物を作らせるほど信用している』と表明する為です」

なるほど。

確かに、信用していない人達が作った服は着れないか。

特にこの世界は魔法が有るんだし、魔道具とかで何をされるか分からないしね。

「スズネさんの心証次第なので、私達としては強制できません。私達ノーヴの民に衣を委ねて頂けるなら、と言ったところです」


「そう言う意味ですか。別に問題無いですから、作ってもらう事にしますね」

ノーヴを信用しない。と言う選択肢は、今の私には有りません。

もしかしたら、何か後ろめたい事とか有るのかもしれません。

だけど、私を保護してくれ、色々この世界の事を教えてくれた。

何より、ノーヴの国風……と言うか雰囲気は好きですから。

「とは言っても……私も製法とか寸法は良く分からないので、一回見本になる服を生み出してお渡ししますね」

型紙を作って渡すわけにもいかないのですよ。

何故なら……私、裁縫苦手なんです。

ボタンを無理やり付ける程度しか出来ないので……元の服を知ってても、その型紙を作って~みたいな事は無理なのです。


「ありがとうございます。早速、出入りの……」

「服屋さんならナスネさんが良いよー!今日いろいろ試着させてもらったお店ー!」

ん~と……。

あぁ、思い出した!ナスネさんって、事務仕事してるエルフさん。

メイド風とか馬○道風とか、可愛い服一杯置いてたお店だ!

「いつもお願いしてるヨミ爺のお店はダメだよ天龍さん。生地の厚い男物は得意だけど、生地の薄い女物は苦手。縫製の細かさとデザインセンスはナスネさんが一番だよ」

流石、色んなお店を遊び歩いてる伊予ちゃん。

そんな細かいところまで……。


……もしかして細かくないのかな?

服なんて凝った物着ないからさっぱりなのです。

ジャージ一着有れば良い!


……女捨ててるって?

うっせ!分かってるって!

良く有りますよね。

買い物に行って、目的の物買い忘れて別の物ばっかり買ってくる事。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ