天国というものがあるのなら
と、いう訳で天国組の対話。
こんな大人数さばききれないので会話文のみでお送りします。
アルザス→ア ミオ→ミ ウォルフリング→ウ
ラウゼ(当時の赤の族長)→ラ
ゴードン(当時の黄の族長)→ゴ
ウ「お、お前ら久しぶりー」
ミ「あらウォルフ、やっと来たの?」
ア「数百年ぶりか。
ここだとあまり時の流れは感じないけどな」
ウ「いやー思いの外フィリアが城に来なくてさー。
……なんだよラウゼ、そんな睨んで」
ラ「俺は見てたぞ」
ウ「え、何を?」
ラ「お前がフィリアを抱き締めたところをだよ!!」
ア ミ「……」
ウ「あ、見てたのか。
いやーあいつ相変わらず超かわいいのな!
あの時アルザス死んでなかったらずっと城にいただろうし、そしたら俺の一生使って口説いたのに。
しかも抱き締めたとき胸が……ブフェッ」
ミ「黙りなさい…
フィリアになんてことをしてくれてんのよ」
ウ「おま……ひど…
相変わらずフィリアの見てないとこでは鬼みたいなやつだな」
ミ「貴方がいけないんでしょ」
ア「落ち着けミオ。
気持ちは痛いほど分かるぞ。
大丈夫だ、俺が木っ端微塵にしておくから」
ウ「いやいやいや、なに言ってんの」
ラ「心配するな、骨も残さないから」
ウ「違うわ!
ちょ、誰か……ゴードン!!」
ゴ「………」
ウ「え、無視?無視か!?」
ゴ「五月蝿い、お前はまだいいだろう」
ウ「え、俺木っ端微塵にされそうになってるんだけど」
ゴ「お前に俺の何がわかる!!」
ア ミ ウ ラ「………」
ゴ「アルザスはいいよな!?
ちょくちょく話に出てるし、何しろ初代だ!
有名どころだろう!」
ア「あ、そうだな……」
ゴ「ミオだってフィリアに手紙を出して、今までは名前だって出てなかったくせにちゃっかり登場している!」
ミ「だってフィリアと話したかったんだもの…」
ゴ「ラウゼは一回フィリアの記憶に出てきたし、ルビーを手に入れるために役立った!」
ラ「いやぁ、照れるな…」
ゴ「そしてお前はなんだ、ウォルフリング!
今まで庭師としてフィリアの支えになって、挙げ句の果てにあんないい死に方しやがって!!死ね!!」
ウ「いや、もうみんな死んでるから」
ゴ「なんで俺だけ出番がないんだ…!!」
ゴードンさんご乱心中……
ゴ「……ふぅ」
ゴードン以外(やっと収まった…)
ミ「さ、さぁほら、折角こうして下の様子を見られる位置にいるんだし、皆でこれからフィリアを見守りましょ」
ア「そうだな……はぁー」
ミ「あらどうしたの?
ため息なんかついて」
ア「いや、これからフィリアが誰かとくっついたりするんだと思うと…」
ミ「……大丈夫よ、私達の子孫がいるもの」
ア「それはそれで複雑なんだ…」
ラ「つか気になってたんだけど、お前フィリアのことどういう目で見てたんだ?」
ア「どういう目?」
ラ「なんかあるだろ?
恋人とか、家族とか、友達とか」
ア「そうだな……
俺にとってあいつは母親であり娘であり、初恋の相手であり。
――うん、一言では表せないな」
ラ「初恋ぃぃい!?」
ミ「あら、知らなかったの?
私は知ってたわよ?」
ア「ただ今はミオだけだ」
ミ「アルザス……」
ラ(うわーまためんどくさいの始まった…)
ラ「なあ、ウォルフリングとゴードンはどう思う?
俺としてはやっぱりロイ押しだなー。
身内びいきになるけど」
ウ「はぁ!?
だったらカティークだろ。
というかむしろ、俺だ!」
ラ「はいはい」
ゴ「俺の子孫も、負けてはいない」
ラ「いや、お前んとこ今女だろ」
ゴ「アードルトが」
ラ「年齢差考えろよ」
ゴ「何を言う。
フィリアが相手なら誰でも年の差だろう」
ラ「た、確かに…!!」
ミ「あら、だったら青のアルとエルでもいいわね」
ラ(あ、イチャイチャ終わったのか)
ア「何を言うんだミオ。
さっきはああ言ったが、やはり王道のルークだろう。
それにルークとフィリアがくっつけば俺達は家族だぞ?
アルとエルはお前の弟のさらに傍流の血脈だから、そっちよりルークと一緒になった方が関係は近い」
ミ「………!!
やっぱりルークね」
ラ ウ ゴ(流石国王、口がうまい)
ア「だがルークは押しが足りないな。
好きなら押し倒して既成事実を作るくらいで行かなければ…
なめる程度じゃ生温い」
ラ「いやそれ国王の言葉か?」
ウ「まあそれは俺も思うけどな。
やっぱ俺も抱き締めるだけじゃなくてキスぐらいしとくんだった。
勿体なかったなー」
ゴ(こくりと頷く)
ミ「フィリアは押しに弱いものね。
取り敢えず流されてくれるし。
心が広すぎるのよ。
――でも、付け入る隙はそこにあるわ!
ルーク、頑張るのよ!!」
ア「――あぁ、やっぱり複雑だ!!」
ラ「もうやだこいつら…」
……結論
ラウゼさんが一番の常識人です。
アルザスさんは思いの外変な人。
でもちょっとぶっ飛んだ所がないと国なんて創れませんとも。ええ、はい。




