表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

21/65

ドラゴン出現!

「「ピピピッ!ピピピッ!」」


 銀の腕輪が鳴りだした。

 映像に『ファイヤードラゴン』が表示されている。

 因みに音と映像は持ち主しか認識できないので、他の人には見えていない。

 今は授業中の五時限目、真昼間である。


 町の中心街に出現したらしい。

 当然のことながら学校だったので、体調が悪いと言って早退した。

 かなり無理があるけど…。


 安良坂は良いとしても、俺と黒田さん一緒に早退ってどうよ?


「わたし保健室へいったん行ってから帰るようにするわ」


「おう、すまないな」


 バラバラに帰る風に見せかけて学校を離れる。

 何とか無事に学校から出ることが出来た。



      *



 バラバラバラ…。

 ヘリコプターが上空を飛んでいた。

 どうやらテレビ局のヘリのようである。


「不味いな。俺たちの姿が映ってしまう」


「魔法で姿を変える事にしましょう」


「そんな事出来るの?」


変化魔法イリュージョン


 黒田さんが魔法を唱えた。

 俺は180センチ長身のグラマラスな金髪女性の姿に。

 黒田さんは白髪の男性老人の姿に。

 安良坂は白い子犬に姿を変えていた。


「「すげえええっ」」


 俺は、胸が大きくて胸元が大きく開いている悩殺的な衣装だ。

 鏡で自分の姿を見てみたい!


「騒がないで」


「これ凄いよ、一体どうなってんの?っていうか何でぼく犬?」


「見え方が変わっただけで体は同じなのよ。犬でも心配しないで。いつもどおりでいきましょう」


「「ゴオオオオッ!」」


 ファイヤードラゴンが飛びながら口から炎を放っている。

 近隣の建物が燃え始めた。


「早く倒さないと不味いな。大火事になる」


「わたしたちはドラゴンを倒すことだけに集中するわよ」


「ファイヤードラゴンって水が弱点だっけ?」


『ウォーターボール』


 安良坂が水の塊を大量に作り一斉に投げる。

 白い犬が魔法を放つって、何だかシュールだな。


 「ウォーターボール」はドラゴンに当たって水蒸気が立ち込めた。


 「「ギャアアアアアアアア―—―」」


 苦痛でドラゴンが叫んだ。

 水が弱点らしい。


 「「ゴオオオオオ…」」

 

 怒りに触れたのか、ドラゴンが俺たちに向けて炎を放つ。


魔法障壁シールド


 黒田さんが直ぐに魔法障壁を作りだした。

 透明な半円形の壁がドラゴンの炎を防ぐ。

 ドラゴンは飛びながら攻撃してくるようだ。


「やはり、空を飛ばないと物理攻撃が当たらないか…」

 剣で切るには飛ぶしかない。


「上原くん、行って来て」


「了解」


 見た目グラマラス金髪美女の俺。

 風魔法で上空に行き、ドラゴンの前に浮かぶ。


 スカートがスース―する気がする。

 実際にはスカートは穿いてないのだけど。

 姿だけでそんな気がしてしまうのだから凄い。


『・・・・』


『・・・・』


 近くにいる、テレビ局のヘリが邪魔だな。

 マイクで何か喋っているようだ。

 俺が上空に来たことで、撮影を始めたのだろうか。

 カメラがこちらを向いているようだった。


 俺は大剣をアイテムボックスから取り出す。

 今回は水の剣にしよう。

 水の攻撃が効きやすいみたいだから。


水よ(ウォーター)


 大剣に水を纏わせてみる。

 あ!そうだ。


 超音波のブレードをイメージする。

 魔法はイメージで変化出来る。 

 これで切れやすくなるはずだ。

 ドラゴンは何せ図体が大きくて、表面のウロコは固く切るだけでも大変なのだから。


『「危ないからどいてください!!」』


 ヘリに聞こえるように魔法で大きな声を響かせる。

 プロペラの音?で乗っている人は大きな声じゃないと聞こえないだろうから。


 しばらくして、ヘリが少し離れ始めた。

 聞こえたようだ。


 俺はさらに上空を飛ぶ。

 ファイヤードラゴンの頭上へと降り立った。


「はああああっ!」


 大剣を振りかざし下に降ろす。

 固いと思われたウロコは難なく、剣が通っていく。

 力を込めなくても、剣が吸い込まれていくようだ。

 

 首を切り落とした。

 頭部が地面に落下する。

 どんな生物も、頭が無ければ生きていられないだろう。


「「ズドーーン!」」


 ファイヤードラゴンの巨体はそのまま地上に落下した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ