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Soul VS  作者: 燎 空綺羅
プロローグ
1/14

第1話 魂の剣

 朝、目覚めたら、なんだか頭がポヤポヤした。

「あれ?」

 起き上がって、背伸びしてみる。

 昨晩の、宿題……。

 やったっけ?

 痛い。

 昨晩を考えたら、猛烈に頭が痛くなって。

 宿題の追求は、やめた。

「学校でやればいいや。わたしのことだから、全部、スクバに入ってるでしょうし……」

 パジャマから、学ランに着替えて、ジャージのハーフパンツを下に履く。

 そして、お兄ちゃんの部屋に行く。

「お兄ちゃん、起きてますかッ!?お兄ちゃーん!!ご飯、食べに行きましょう!」

 お兄ちゃんは、もう学ランを着ているけど、酷く気分が悪そうだった。

 何にも言わない。

 なんか、高校からお兄ちゃんは悩んでて。

 最近はたまに無視してきたりもする。

 まぁ、多感な時期だし。

 それに、お兄ちゃんはヤンキー。

 また学力レベルがどうだとか、難しいこと考えてるんだろうな。

 一人にしてあげよ。

 わたしが食卓に下りていくと、ご飯は、無かった。

 買い置きのパンが幾つも、テーブルにあるだけ。

「お母さんのお手製揚げ物てんこ盛り丼が、無い……!」

 わたし、一日体力持つかなぁ。

 泣きながら俯くお母さん。

「あれ。お母さん?どうしたの?」

「もうイヤっ!!なんでなのよ!!」

 お母さんは、わたしを見ない。

 わたし、お母さんに、なんかした?

「お母さん!わたし、今日もバスケ部のピンチヒッターもあるから、長話できないけど……なんで口聞いてくれないの?」

 お母さんのスマホが鳴った。

 お母さんは、素早くスマホを取り上げた。

「はい。相楽(さがら)です。はい。……え!?今から行きます。」

 お母さんは、鞄を抱えて、家を飛び出した。

「なにあれ。」

 お兄ちゃんが階段から降りて来て、そのまま朝ごはんも食べずに学校へ。

「え?みんなして、なに……?」

 わたしは慌てて鞄を背負って、追いかけた。


 登校中、わたしは友達に駆け寄って呼びかけた。

「押忍!!山崎くん!!一緒に学校、行きませんか?」

 運動部ピンチヒッター仲間の山崎君だ。

 山崎君は振り返り、わたしに悲しそうな目を向けた。

 江差君や、司堂君が、山崎くんを引っ張った。

「しっかりしろよ、山崎」

「お前、相楽と仲良かったからな……」

「ぅぅ……ごめんな、相楽……。」

 え?

「ちょ、ちょっと!わたしが何したって言うんですかぁッ!?」

 山崎君達は行ってしまった。

 わたしが周りの生徒をうかがうと、みんな何も無かったみたいにスルー。

 スポーツマンシップに欠けていやしませんか?

「新手の、いじめ?ターゲットにされたってこと?裏サイトにでも書かれたのかなー。」

 疎外感はあったけど、こういう時こそしっかりしなきゃあ。


 学校で、自分の教室の席につくと、問題だった宿題を探した。

 鞄から、あれこれ出すけど、何にも思い出せないし、考えてると頭が痛い。

「いちち。なんでこんなに頭が痛いの?」

 クラスの秀才、天寺さんが来た。

「あ、天寺さん、助けて!わたし宿題失くしちゃったかも」

 天寺さんは通り過ぎて行った。

 あれ?

 なんか、変じゃない?

 天寺さんは、いじめは許さないがモットーだし、御自身が中学でいじめられたそうな。

 この人がいじめなんか、絶対しないはずだ。

「天寺さん?何見てたの?」

「え?」

 滝沢君に、天寺さんは顔を上げた。

「なんか言った?英語のリスニング、してたから。」

 耳から、イヤホンをはずす。

「いや。見てなかった?あそこ。」

「……相楽さんの席?気になっちゃって。相楽さん、大丈夫かな。」

 そうだ。

 そうですよね!

 天寺さんがいじめに参加するはずが、無いもんね!

 さて。

 わたしは放課後のバスケ部の大会に向けて。

 寝ますか。

 う。

 お弁当が無いのが、つらいよぉ。


『緊急放送です。校舎付近に放射能漏れが確認されました。一年生、二年生、三年生は、三時間目で帰宅してください。部活動は、顧問が案内する外部体育館をご使用ください。』


 あれ。

 起きたら、学校に誰もいなかった。

「なんで?」

 げっ。

「午後4時過ぎてる!バスケ部のピンチヒッターが!!」

 わたしは走り出し、廊下を走っていると、誰かにぶつかった。

 お互い転んで、スクバを落とした。

「何ィ!?生徒……?」

「わ!ごめんなさいッ!!でも、急いでますので!!」

 見れば、相手は前生徒会長では無いか。

 禍獄(まがつごく)フィンセント京さん、だったか。

 しかも三年生!

 うわあ、なんて人にぶつかってしまったんだァ!

「貴様は……まぁ、いい。狩の邪魔はするなよ!」

「わ、わたしはバスケ部のピンチヒッターに行くだけですので!これにて、さらばですッ!!」

 わたしは咄嗟に、落とした学園指定の鞄を拾い、走り去った。

 限界スポーツマンのわたしでも、この学校の入り組んだ廊下や階段は、中々苦戦した。

 体育館にようやくついたが、バスケ部の大会はやっていなかった。

「あれ?なんでー?中止?もしかして、寝てる時にお知らせとか……」

 きっとそうだ。

 しまったー!

 掲示板なら、なんか貼ってあるかも!

 わたしは再び校内に走って行った。

 そこで、鞄が異様に軽いことに、気づいた。

 鞄を振ってみる。

 カラン、カラン。

「あれー?」

 わたしの教科書類の音では、ないなぁ。

 鞄を開けると、見た事の無い金属の、塊が入ってる。

 とても硬い、金属のはずなのに、羽のように軽い。

 銀色……或いは、オーロラ色に、角度で色合いが変わる。

「なんだろ?これ……。」

 あの時、ぶつかった京さんのカバン、だよね?

 その時だ。

 校舎が、揺れた。

「え!?」

 窓ガラスが四散し、外壁が崩れ……

 天井が!

 落下してくる!!

「うわあああああああッ!!」

 回避だーッ!!あらゆる運動部のピンチヒッターで鍛え抜かれたわたしの脚よ!!今こそわたしを守れーッ!!!

 わたしが立ち去った場所には、天井や瓦礫がなだれ込み、床も崩壊した。

 床の亀裂が……こちらにまで……!

 わたしは走り出した。

 床の崩壊に追われながら、足場を求める戦いだ!

「負けるな、相楽(さがら)良夢(らむ)ーッ!!陸上部の大会に比べたら!!これくらいはぁッ!!!」

 ふと、走りながら、外の様子に気づいた。

 なにかいる!!

 巨大な、黒い……巨人!?

 いいや!なんか羊みたいな角生えてる!人間じゃないよね!?

 その怪物が、どうも1点だけ狙って拳を繰り出し……

 女の子だ!

 女の子が、戦っている!?

 なんか、腰についた翼のような武器で、応戦しているけど……

 跳んだり跳ねたりは上手いけど、あの道具。

 でも、まず、あの女の子、回避出来てない!

 危ないよ!!

 わたしは床が落ちつくなり、窓を開けて叫んだ。

「逃げてください!!こっちです!!」

 女の子は、わたしにびっくりした。

「生徒が残っている!?しまった、巻き込んだ……!!」

 その隙をつかれて、怪物の一撃を受けた女の子は、わたしの開けた窓の、隣の窓から、ガラスをぶち抜いてぶっ飛ばされた!

 わ、わたしのせいだーッ!!

 わたしは彼女を抱えあげた。

「しっかりしてくださいッ!!今、助けますからね!!」

 女の子は手厳しく返した。

「貴方一人でお逃げなさい!何故校舎に残ったの?遊びで命を無くしたいのかしら!」

「すみません!相楽良夢、緊急放送時に眠っておりました!!今日は朝ごはん抜きで起きられず、不覚ッ!!」

「えっ?………と、とにかく、わたしを置いて、逃げなさい。人間一人抱えていては、貴方が危ないわ。」

「ご心配無くッ!!万能スポーツガールですのでッ!!ほーら、ほーら、重くないッ!!」

 わたしが彼女を抱えたままヒンズースクワットを開始すると、女の子は慌てた。

「わ、わかった!わかったから、もう馬鹿はよして、お逃げなさいッ!!」

 わたしが走り出すと、怪物は片手で、わたし達を追うように、校舎を崩していく。

 なんと!

 行く先の足場に、大穴が!!

 向こうの床は遠い!

「わたしが応戦するわ。貴方は伏せて」

「いいえ!行けますッ!!助走をつけて、行くぞ相楽良夢、棒高跳び(棒抜き)だーッ!!!」

 わたしは大ジャンプに成功!

 女の子抱えてたから、ちょっと着地は尻もちついたけど。

「あたた……まだまだ、行けますよ!!」

「貴方が並の人間では無いことはわかったから……ここまで。」

「え?」

 窓ガラスをぶち抜いたのは、怪物の、顔だ。

 咆哮で、耳がおかしくなりそう。

 女の子は、自ら犠牲にでもなるかのように、顔に寄って行き、振り向いた。

「ーーーなにが起きても。決して、振り返らずに逃げなさい。わたしを喰らえば、「コレ」は鎮まるのよ。」

 怪物が口を開いて女の子に迫る。

 嫌だ。

 そんなの、おかしいよ!

 この人が犠牲になって、平和になったってさ。

 そんなの、紛い物じゃないか!

 戦わなきゃ。

 この子が抗わないなら、わたしが戦る!!

「行け、相楽良夢!!死なせて後悔するなぁッ!!この命に変えても、全身全霊ッ!!特攻だあああーッ!!!」

「えぇ!?」

 わたしは駆け抜ける。

 怪物の目を目指し。

 わたしの鞄が、眩しく輝いた。

 あぁ。

 なにかが、わたしに力を送ってくれている。

 もしかしたら、鞄の中の、あの塊かなーーー。

 わたしは、一条の光になって。

 怪物の片目を、貫いて。

 わたしは、そのまま怪物の体内を通り過ぎてしまい、校庭にゆっくり落ちていった。

 怪物は、苦しみ悶えて。

 昔話の妖怪みたいに、自分の影の中に沈んで行った。

 きっと、まだ死んでないな。

 一旦、避難した感じだ。

 わたしは、それ以降、喋ったりも動いたりも、出来なかった。

 ただ、ゆっくり校庭に落ちていくだけ。

 わたし、死んじゃったのかな?

 なんか、すっごいフルパワーが出てたもん。

 でも。

 助けられたなら、良かったなぁ。

 しばしして、あの女の子が校舎から走ってきた。

 ん?

「無茶をするわ……貴方って子は。」

 わたしは、拾われ……

 んん?

 わたし、何か棒状になっている!?

「最初に気づかなかったわ。貴方、昨日大怪我を負って、今朝、亡くなったのね?一年B組、相楽、良夢さん。」

 んんー?

 ほぇー。

 わたし、死んどったんか。

 じゃあ今朝からのわたしは、幽霊……?

 だからお母さんあんな顔……。

 そういえば、昨日は野球部でピンチヒッターしてて、打ち上げで遊んでる時、わたしがボケたら、山崎くんのバットがわたしの後頭部をスコーンと。

 え。

 わたし、そんないい加減な死に方したの?

 まぁ、山崎くんのせいでは無いけどさ。

「遺体安置所を検索。特定。よかった、まだ遺体はあるわ。」


 わたしは女の子に連れて行かれるまま、街の遺体安置所へ。

 きっと、お礼なのよね?

 家族に会わせてくれるのかな。

 それにしても、彼女、何者?

 生徒手帳で何でも顔パスして、入っちゃうし。

 あ。

 あの棺、きっとわたしだー。

「貴方、びっくりしないでね。今まで冷凍庫にいたようなものだから。……よし。まだ死体処理はされてないわね。仮に内臓がなくたって、わたしが作るけど。」

 彼女は棺を開けて、わたしをわたしに押し付けた。

 どうなってるの……。

「貴方は今、ミスリルに宿っていたのよ。この金属は、トールキンの指輪物語のまことの銀、ミスリルから名前をいただいた……ドイツのミスタリレ社の貴重な品で、ひとつひとつに思念AIが搭載された特殊金属。持ち主に合わせて相応しい形態になるの。ミスリルは、霊子力(りょうしりょく)を持たない人間には、扱えないわ。本来の貴方なら、ミスリルの起動すら出来なかった。貴方はいわゆる一般人。霊子力を持たない人よ。」

「霊子力?」

「霊子力とは、日本人に言うなら、霊感だとか言えば早いかしら。魔力や生命力……いわゆるサイキックだわ。貴方は、霊子力を持たない普通の人間だということよ。」

「じゃあ、なんであの金属、わたしに使えたんですか?」

「貴方が霊子力の塊、つまり、魂だったからよ。気分はいかが?また死なないでね、わたしのミスリルが治癒力を今フル稼働してるから。」

 わたしびっくり。

 手足が動くではないか!

「寒い!そして生き返った!頭痛い!どうして!?」

「貴方は、わたしの運命を変えた人だから……これくらいは、お礼よ。ミスリルと貴方を一体化させたのと、わたしのミスリルの機能ね。双翼のミスリル、ジブリール。戦いよりも、治療に向いてるのよ。……胸に念じてみなさい。」

 わたしが胸に手を当てると、胸から真紅の刃の日本刀が、スルスルと生えてきた。

「おお!?これが、さっきまでのわたし!?」

「貴方の最大の武器であり、諸刃の剣よ。そのミスリルは貴方の生命だから、奪われれば貴方は死ぬし。滅多に使わないこと、いいわね?」

「はぁい!あのー。」

「うん?」

「貴方の、お名前と……なんであの時、犠牲になろうとしたのか、わたし、納得が行かないんですが!」

 彼女は、立ち上がった。

「人に聞かれると不味いわ。場所を変えても、よろしくて?」

「はいッ!!」

 わたし達は、人気の無いビルの屋上へ。

「わたしは、禍獄ヴァイオラ紫。学園長、禍獄炎武郎を父に、禍獄フィンセント京を兄に持つ、禍獄一族の娘。そして、十六年に一度、魔王を封印する為の人柱、黒き花嫁よ。つまり、魔王を十六年満足させられる霊子力の持ち主だということ。禍獄の女は特別な力があって、魔王は、代々わたし達が鎮めてきた。」

 わたしはたじろいだ。

「えっ?じゃ、じゃあ、紫さんの前にも、十六年に一人ずつ、犠牲になってたってこと……!?」

 紫さんは頷く。

「今までは、そうするしか無かった。黒き花嫁を捧げなければ、世界が崩壊するわ。でも、わたしの父の代から、風向きが変わりつつある。それが、貴方の持つミスリルの役割よ。父はミスリルによって、魔王を打倒する決意をしたの。だから、わたしにもミスリルがある。本当は、兄が参戦するはずだったんだけど……」

 兄?

 ああ、前生徒会長の……。

「おわ〜ッ!!わたしだ!わたしが前生徒会長にぶつかった時、スクバ間違えて、ミスリル持ってっちゃったんだ!!」

「そうだったの?申し訳ないけど、現状ではミスリルはわたしと貴方しか、所持していないの。兄に返したら、貴方が死んでしまうし……。しばらくの間でいい。わたしを、護衛してもらいたいの。」

 そんなの、そもそもわたしのせいなんだし。

 むしろ生き返らせてもらった恩があるのは、わたしだ。

「お引き受けしますッ!紫さんは命の恩人だし、そもそも黒き花嫁だか生贄だか、納得行きませんから!紫さんのお父さんに激しく同意ですよ!今日から、わたしは紫さんを守る剣ですッ!!」

 紫さんは微笑んだ。

「ありがとう。良夢、と呼んで、よろしいかしら?」

「はいッ!!相楽良夢、スポーツマンシップにのっとって!魔王を正々堂々と打倒することを誓いますッ!!!」

「……良夢?相手は怪物なんだから、裏をかきながら、作戦勝ちしないと。こちらは、人間が二人だけよ。」

「押忍!作戦勝ちしましょう!!」

 月明かりの下、わたし達は握手した。


 わたしが自宅の玄関に入ると、鍵が空きっぱなしで。

 リビングでは、お母さんとお父さんが電話対応していた。

「遺体が紛失だなんて……これ以上苦しみたくない!」

「律子。良夢を探しに行こう。架無(かむ)!お前、友達伝いに行けるか?オートバイがあるだろ。俺と母さんは警察伝いに行くから。危ない時は父さんを呼べ!」

「行くよ。冗談じゃねぇな。なんだって良夢のやつ、こんな目に合わなきゃならねぇ?」

 わたし、気まずく顔をだした。

「あのー?ごめん、生き返って帰ってきましたー!お腹減ったー!!何回食べそびれたんだろ?」

「「「!??」」」

 家族みんな呆然とし、我に返った。

「昏睡状態で死亡認定!?あの、やぶ医者!!」

「ご馳走!あ、お通夜のキャンセルと……ご馳走作らなきゃ!」

「良夢、マジかお前?確かに死んでたろ。死体だったよな。今は、ゾンビじゃねぇんだな?」

 わたしは仁王立ちだ。

「経緯は若干ゾンビだけど!大丈夫ですよ!死んでる時、人助けもしました!すごい綺麗な人なの、学校でお兄ちゃんにも紹介するね!」

「やっぱ死んだんじゃんかよ!」

 お兄ちゃん、怯んだ。

「ご馳走!ご馳走!」

「良夢!ボンバイエ!良夢!ボンバイエ!」

「フォーーーッ!!!」

 わたしはサンドバッグにコンボをキメた。なんとなくノリで。

「待てーい!!良夢お前、入学から宿題滞納してんだろ!!ある程度進むまでご馳走は無し!満腹感は脳を馬鹿にすっからな。」

「どえーーッ!!脳筋に余りの仕打ちですよ!!」

 お兄ちゃん、不敵に笑う。

「俺みたいに進学しないヤンキーやるなら、話は別だが?」

「うおおおおぉ!相楽良夢、宿題行きますッ!!筋肉で片付かぬ勉強、この世にあらずッ!!!」

「いや。筋肉はなんの役にも立たんぞ良夢よ。」

 長い、長い夜だった。

 わたしはうっかり死んだけど、家族みんなに心配かけて。

 いまは、こんなに元気になってくれた。

「よーし!魔王から、みーんなわたしが守るんだからー!!」

「ん?何言ってんのこいつ。」

 わたしの戦いは、始まったばかりだ!



 続闘ッ!!

Copyright(C)2026 燎 空綺羅

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