サウナの正式運用許可❓
『……あ、鈴! 聞こえる、シオンだ!』
フィオナ王女が画面の向こうで「シマエナガ様ぁ〜!」と大騒ぎしている最中、猫耳型通信機からシオンの焦った声が割り込んできました。
「あ、シオンさん! こんばんはですぅ。……何かあったんですかぁ?」
『アステリアの宿屋の裏手に試験設置した“試作サウナ”が大大好評でな……ついに商業ギルドの後押しを受けて、【サウナの正式開業】が正式した!』
「わぁぁ……! それは凄いですぅ! 猫神様も喜びますねぁ!」
「ニャ! 当たり前ニャ、ボクのサウナの良さが世界に知れ渡る時が来たのニャ!」とコタツで猫神様も鼻高々です。
しかし、シオンは困ったように眉を下げて溜息をつきました。
『……だが、ここで一つ大きな問題が発生した。
アステリア商業ギルドのギルマスであるエリーゼから「宿屋の敷地内では手狭すぎる。正式に大事業として展開するならば、大勢の利用客や貴族を安全に納容できる
『広大な専用の土地と施設』を別で確保しなさい」と厳しく突っ返されてしまったのです……!』
「ひ、ひぎゃあ……! そんな大きな場所作れないですぅ……っ」
鈴がパニックになりかけると、通信画面の片隅でじっと話を聞いていたフィオナ王女の目が、ギラリと怪しく輝きました。
『――ちょっと待ちなさいな、シオン!』
『なんだ!? 王女か!?』
フィオナ王女は反省文の紙をババッと払いのけると、画面いっぱいにアップになって叫びました!
『アステリア近郊でのサウナ正式開業の土地選定……その権利と場所の確保、このわたくしフィオナが全面引き受けますわーーーッ!!』
「えぇぇぇっ!? お、王女様がですかぁ!?」
『当然ですわ! 王家の権限と予算を使えば、アステリアの超一等地に広大で安全な「特設サウナヴィレッジ」の土地など即座に手配してみせますわ! その代わり……条件がありますの!』
フィオナ王女は人差し指をビシッとカメラに突きつけました。
『サウナ完成の暁には、わたくしを「名誉館長」として公式オープン前に招待すること! そして……鈴様とふう様、そしてその愛くるしいシマエナガセイナ様とご一緒に一番風呂を楽しむ権利をいただくことですわーッ!!』
「(あ、自分の欲望100%で動いてる……)」とふうが苦笑いする横で、シオンは
職権乱用と鈴愛を全力で爆発させた
フィオナ王女の手により、サウナ正式開業に向けた「特設サウナ施設建設プロジェクト」が、急展開で動き出すのでした!
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現在の状況
| 登場人物 | 状態 | 現在の様子 |
| フィオナ王女| 【権力全開・サウナ誘致】 | 「名誉館長」と鈴&シマエナガとのサウナを勝ち取るため、王家主導で土地確保へ動く。 |
| シオン| 【サウナ事業推進】| アステリアでの正式開業に向け、土地問題が一気に解決して大喜び。 |
| 桜井 鈴&ふう | 【タジタジ&ワクワク】 | 王女の行動力に驚きつつも、自分たちのサウナが広まることに期待。 |
セイナ| 【首を傾げる】 | 「私もサウナに入るのでしょうか……?」とパタパタ羽ばたく。 |
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フィオナ王女の力でサウナの土地問題が一瞬で解決!




