RP26 遠雷
ちょっと短いけど、アップできた。
ま、ぼちぼちで・・・。
こないだ、チェンジペダル折れました。経年劣化です。
7月が過ぎ、8月の声が聞こえたころだ。合宿?いや、バイト?も残すところ今日を入れて二日となった。つまり、明後日の朝にはここを発つことになる。
「おはようさん!」
あさ、突然部屋のドアが開いた。
俺たちは男子一同は、眠い目をこすりながら体を起こした。
「なんだよ、ひとみ、ずいぶん早いなぁ・・・・」
寝ぼけ眼の跡部がそう言うと、
「ああ、なんか知らないけど、今日は忙しくなるから、起こしてきてって」
「ふーーん・・・・」
と俺の気のない返事をしたときだった・・・。
「ほら起きて!!」
ひとみは俺のところへ駆け寄るや、
「あ、ちょっとまっ・・・・」
掛け布団をひっぺがした・・・・・・。
「へぇーー、たくみのテントはファミリーでもいけそうね・・・へぇーー」
そう言うと、俺の・・・その・・・例のとこを、まじまじと眺め、
「じゃ、先、行ってるから」
あっけらかんと、彼女は去っていった。
『・・・・・・・・』
残された俺たち男子の沈黙。
「・・・・これが、ひとみなんだよ・・・・」
松本君は口惜しそうに、ぽつりとそう言った。
朝食を全員で済ませると、チェックアウトの終った部屋から片っ端に清掃に入る。
「今日は満室だから、使ってない部屋もチェックして」
バイトリーダーのゆい姉がそう告げてきた。
満室・・・・。
お盆でもない、平日に、こんな片田舎の温泉旅館が?
なんで?
ふに落ちない中、清掃作業は始まった。
「毎年恒例の日ですが、皆さんがんばりましょう」
支配人兼社長が昼の食堂でそう声をあげた。
「まったく・・・俺はタダ働きだってーの・・・・」
社長の息子たる先生も今日は駆り出されるらしい。
それにしても・・・毎年恒例?なんだ?村祭りでもあるのか?
いや、漁港で何か催し物?
食堂の壁にかけられているカレンダーに目をやる・・・。
今日、8月3日は特に何も記されていない。
おれは、向かいに座る仲居のお里さん(推定アラ4)に声かけた。
「お里さん、今日ってなんかある日なんですか?」
俺の問いかけに、キョトンとした目をしながら、白米を咀嚼するお里さん。
飲み込むと
「・・あんたたち知らなかったんだ・・・今日はね」
『お里ちゃぁーーーん!ちょっとぉー!!』
と、仲居頭兼副支店長の社長夫人の声が食堂に響いた。
「あ、はーい!!・・・ごめん、ちょっと、他の人に聞いて!」
と、あわただしく去っていった。
「はぁ~・・・ま、いっか・・・」
食べ終わった食器の乗ったトレーを両手で持ち、下げ口へ持っていった。
午後も14時30を過ぎることろには、俺たちの雑用は一段落着いた。
客の夕食後までは、束の間の休息だ。
(受付業務や客室案内などは、流石に社員がやる。)
とりあえず、部屋で横になって休んでいると・・・・。
遠雷がかすかに聞こえてきた・・・。
一雨来るかな。
その時の俺は、のんきにそう考えていた。
旧車になりつつあるわが愛車は、こまごまとトラブルが発生してきました。
乗り換えればいいんだけどね。
そんな気が起きないんだよ。
そんな私もバカイダ―・・・・。




