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「…触りすぎではありませんか?」
龍王は確かめるようにメイリンの身体の至るところに触れていく。
「…落とし所がわからぬな。」
龍王はそう言うと顔をしかめてしまった。
「何、のですか?」
メイリンが小さく首を傾げた。
それをまた堪らなく可愛いと言わんばかりに龍王は抱きしめた。
「安心するため触れ合いと欲望とのせめぎ合いが…」
龍王が言い終わる前にメイリンが龍王の口を手で塞いだ。
「覚悟はもうできてあります!が!龍王様の為です!」
そう言うメイリンの顔は真っ赤になっている。
龍王もつられて頰が赤くなってしまった。
「覚悟か…うむ…」
龍王が呟く。
きっと頭の中で反芻しては色々考えているのだろう。
「まだメイリンが子どもだと分かりながらも、本能に支配される自分が情けないな。」
龍王が子どものようにメイリンの頭を撫でる。
本能抜きにすれば、メイリンに向ける思いというのはその程度のものだろう。
メイリンは衝撃を受けて、無言になってしまった。
「メイリン?」
メイリンの顔を覗き込んだ龍王に、メイリンは唇を当てる。
「早く大人にしてください!」
ほとんど当てるだけの小さな接吻をしたのち、メイリンが龍王に進言する。
もう一度メイリンが唇を押し付けようとすると、龍王がメイリンの唇を手で覆い、それを阻止した。
「…メイリン、今日はもうダメだ。」
力なく龍王が言う。
「フガフガフガ…!」
「なんででもだ。」
メイリンが口を塞ぐ龍王の手のひらを退けようとするが、ビクともしない。
メイリンは羊から手のひらを舐められてくすぐったかったのを思い出して、真似をするようにペロリと龍王の手のひらを舐めた。
あれほど動かなかった龍王の手のひらから即座に放さたが、息もつく暇もなくメイリンは再び龍王から口を塞がれた。
にゅるりとした感覚のものがメイリンの中へ入っていく。
今までの口付けが手加減してもらっていたことがすぐに分かった。
これまで生きてきた中で出会ったことのない感覚に、メイリンは戸惑うが、その戸惑いも口の中で溶けて無くなっていく。
「メイリンが悪いのだぞ。」
その言葉を残し、龍王は外へ出て行ってしまった。




