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南c海の対潜作戦で慌て、フィリ国掃討で慌てる

南c海を通過すれば帰途につけるだろうか。

「私はね、考えたんだけど」

 エリンが話す。

「こちらが数的有利にあるって教えてあげた方が良いと思うけど」

「どういうこと?」

「別に静穏じゃなくてワイワイ騒いで300もいるって教えて上げたら、相手が10か20じゃ相手にならない」

「でも相手も完勝なんて目指していないさ。数隻撃沈すれば大手柄だよ」

「あっそういうことなの。じゃこの作戦の意味は何?」

「そうだなあ、追い払ってもまた来るだろうからいたちごっこだな」


 ウ―ウーウ―


「なに?」

「なに、なに?」

「わあー撃ってきたあー」

「魚雷がくるう―」

「落ち着いて破壊せよ」

「沢山来るよー」

 モニターに航跡が表示されている。

「ウソー、16発だよ。こっちは2艇しか居ないよ」

「大丈夫だ、出来るだけ破壊してくれ」

 ゲーム感覚でスティックを素早く操作し、対魚雷ロボット艇を魚雷に向かわせる。珍重に操作し一致ポイントに対魚雷ロボットを正確に向かわせる。

「哨戒機! 直ちに対潜爆雷投下!」

 水柱が上がる。これは魚雷が破壊されたものだ。幾つも上がる。必死に操作しているだろう。上がった水柱は3つ。続けて上がる水柱。一つ、二つ、三つ・・・。

「魚雷がステルス潜水艇を擦り抜けてこちらに向かってきます。残り9個」

「えー、9個もくるのか」

「潜水艦、対魚雷ミサイル発射」

「4門から4発発射」

「イージス艦対応せよ」

「イージス艦2門発射」

「続いて2門発射」

「まだくるうー」

「残り1ッ個おー」

「回避せよ、面舵いっぱーい」

「ウワー」

 横遠心力でみな飛ばされた。

「ぶつかるー、ぶつかるー ぶつかるー? ―?? ??」


「大丈夫みたいよ、みんな」

「痛い、いてーよ、あぶねーよバカ」

 壁まで飛ばされてみな悪態をついた。

「ケーキにシャンパンにステーキだな」

 対潜爆雷に追われて敵潜水艦が逃げていく。

「張り巡らされてるブイやソナーを残らず破壊しろ」

「えー、まだ仕事があるのかよ」


 戦闘機部隊はフィリ国の基地に向かった。ァ国の前進基地みたいなものだから、手強い。

 数千の地対空ミサイル、艦隊空ミサイル、空対空ミサイルがアメアラレの如く向かってきた。

 300機は回避に大わらわで基地攻撃どころでは無かった。

「えーなんでこんなに来る?!」

「宇宙将軍がサボってるんだよきっと」

「そこはシキアイの受け持ちだ」

「じゃシキアイがサボってたんだ」

 聞いてないよ、とシキアイがプー垂れた。

 とにかく命からがら皆逃げ帰って来た。

「すんげえな、訓練でも精精2,30発だぜ。10倍はあったな」


 これは各一機当たりだ。戦闘機1機が300発のミサイルに狙われたらそれは怖い。

 だが命の危険の代わりに発射地点は特定された。

 対空、対艦、対地に別れ300機は再発進した。

 艦艇からそれぞれミサイルが発射されている。反撃は弱かった。

 まもなくフィリ国の基地はみな破壊された。

 オーズトラリアとニュージルランドは艦隊を派遣するほどでもない。少し分けて叩いてもらおう。軽空母と駆逐艦1隻が向かった。

 T湾とc国を通過すれば長い遠征も終わりだ。T湾の基地を破壊すれば、c国の基地を破壊し尽くすのは困難だから、T湾は攻撃され、上陸作戦が見物できるだろう。

 だからそれは宿題として大艦隊は帰途に就いた。

 日国の山々を見て若人たちは皆泣いた。


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